ひとり旅日和 福招き!

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 658
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041128213

感想・レビュー・書評

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  • 旅と美味しいご飯
    ひとり旅の独り言もよく分かる

  • 主人公の日和がひとり旅を初めてもう3年だそう。
    初めの頃は、慎重で内向的な性格と旅のスタイルが自分と異なりすぎて、違和感を感じてしまっていたが、レンタカーを借りて周遊したり、旅先で口コミサイト情報じゃない地元グルメを楽しんだり、すっかり旅慣れしてきた様子に親しみを感じられるようになってきた!

    東京から長野経由、名古屋行きの一筆書きの旅は新鮮だったし、高知は行ったことがないので興味深かったし、お城は全く詳しくないので、伊達家の居城の宇和島城のことも知らず勉強になった。

    好きな人の想い人を妄想して落ち込み、苦手なジェットコースターを克服して自信回復のくだりは、旅の合間の一休みとして、気楽に読むと面白かった。
    なんだかんだ思いながらつい読みたくなる、多忙な日々のふとした息抜きにぴったりなエンターテインメント作品だと改めて思う。

  • 長野、名古屋、高知、愛媛、宮崎、鹿児島。
    成長著しい日和のひとり旅は続く。
    しかし思い込みの激しさは相変わらすで
    日和がチャレンジしたジェットコースターのような急降下から急上昇な展開も。
    あー旅がしたい!

  • 第三章の主人公が印象深い。
    主人公は、旅をきっかけに片想い人ができた。初めは、片想いの相手と連絡する手段として「旅」を楽しむこともありだなと、旅と交流のどちらも楽しんでいた。
    しかし、片思い相手に思い煩った結果、「純粋な旅ができていなかったのでは」と堂々巡りする描写があった。
    これまでの主人公は「何を理由しても旅行に行きたがっていたこと」、「片想いの人との話題作りでもなんでもござれ!」と旅を楽しんでいた。
    だから「純粋に旅を楽しんでいない」、「旅を憂さ晴らし・話題作りにしていたことへの罪悪感」とか旅の意味で悩む主人公が、大変『迷走している』ことわかった。
    純粋な旅とは何なのだろう?また純粋な旅だと定義・判断することの方が難しいのではないかと思った。

  • ますます好調。日和の一人旅
    長野・名古屋・東京お土産宴会・高知と愛媛・宮崎と鹿児島

  • 高知・愛媛が良かったかな?

  • 第一話 長野 蓼科蕎麦とモンブラン
    第二話 名古屋 きしめんとあんかけスパ
    第三話 東京お土産宴会 手羽先とフルーツタルト
    第四話 高知・愛媛 鰹のたたきと鯛飯
    第五話 宮崎・鹿児島 鹿児島ラーメンとかき氷

  • この小説を読んで「一筆書き切符」と言うものを知った!
    ありがとう‼︎
    次回、名古屋発で金沢に行く時この「一筆書き切符」を利用したい。頑張って勉強するぞ〜

  • 「更科蕎麦とモンブラン」
    偶然が重なり。
    全ての湯に入って回って欲しいからこその企画だろうが、一泊では楽しみながら行くのは難しいだろうな。

    「きしめんとあんかけスパ」
    下調べなしで。
    苛立つ気持ちは分からなくもないが、言葉足らずなうえに何も調べずに来た結果なのだから仕方ないだろ。

    「手羽先とフルーツタルト」
    どす黒い感情。
    楽しい時間が少しの妄想のせいで最低な日になった挙句、その後も一人で憶測を続けていたら辛いだろう。

    「鰹のたたきと鯛飯」
    相談をせずに。
    普段から全てを一人で決めていたなら兎も角、突然頼ることをやめられたら何かしたのか不安になるだろ。

    「鹿児島ラーメンとかき氷」
    騎士の意味は。
    お土産コーナーにあるものもいいが、普通に道の駅などに立ち寄ってみると面白い買い物ができそうだな。

  • くどくどと脳内に浮かぶことをいちいち読まされるのも疲れる。
    しかし、前作を読んで宇都宮に餃子を食べに行ってしまったのも確か。だが、肝心の本はさっさと図書館に返してしまっているので、確認もできない。本を買うほどでもないし。

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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