金より価値ある時間の使い方 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041141441

作品紹介・あらすじ

DaiGo氏推薦!「SNSやショート動画、不要な人間関係で自分の時間をムダに失う、つまり全ての人類へ。」この45分の読書が人生に奇跡を起こす。――時は金なりと言うが時間は金よりもずっと価値がある。しかも全ての人に平等に与えられ誰にも奪えない。どう使えば限りある人生をより良く生きられるのか。「毎朝あなたの財布には24時間がつまってる」「一晩おきの1時間半がきらめく真珠に」「原因と結果の法則を叩きこめ」等心に刺さるメッセージが満載。時代と国境を越え多くの知識人に愛された時間術の名著、新訳! 解説・特典も充実。原題 How to Live on 24 Hours a Day『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』の新訳!目次はじめに 賢いワーク・ライフ・バランスは一杯のお茶から第1章 毎朝あなたの財布には二十四時間がつまってる!第2章 知的好奇心を持てば本当の人生が送れる第3章 「時間がもっとあるとき」など決してこない第4章 一日のプロローグとエピローグという考えを捨てる第5章 一晩おきの一時間半がきらめく真珠になる第6章 一週間を六日とし週七時間半で奇跡を起こす第7章 史上最高の賢人たちの提案――「思考の集中」第8章 幸福になるための内省時間は夕方の帰り道に第9章 教養を身につけることで充実する毎日第10章 原因と結果の法則を叩きこみ退屈な人生を変える第11章 読書好きのあなたに勧める「熟慮を要する読書」第12章 日常に奇跡を起こす最初の一週間 解説 ハズリットのエッセイ「詩一般について」抄訳 オシアン「セルマの歌」夏目漱石訳 時間をめぐるシェイクスピアの名言 訳者あとがき

感想・レビュー・書評

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  • 時間の使い方次第で幸福になれるよという内容。時間の使い方ノウハウというよりは
    人生を豊かにする知恵が書かれていました。
    共感できた箇所を少しご紹介します。
    ・人よ汝を知れ
     自分の限界を知り、性格を知り、心を知り
     どんな人生を送りたいかを知るということ
    人は頭で考えて行動しているつもりでも、実際理性は意外に働いていない。かなり本能的に生きている。
    ・原因と結果を常に把握すること
     どうしてそうかるかがわかれば、人生は面白くなる
    ・物知り顔の気取り屋
     自分は人より知識を持っているかのように振る舞う人間にはならないこと

    現代は効率化進み、自分の自由な時間を生み出すことができる時代になったのにも関わらず、
    やらなきゃいけないことは後まわしにして、手軽に楽しめるSNSやゲームで費やしている。
    仕事に追われ時間がない。
    忙しいのは事実でも、より効率がいい仕事をするためには休養も必要だと思う。

    あの時もっとこうしていれば良かったと後悔する人生にしない為に生きていきたいと思いました。
    この本の欠点としては洋書で時代背景が違うので癖があり、読みにくいと感じるところもある。
    解説を読んで、解釈できる文章もある。
    途中でシェイクスピアを絶賛し始める。笑

    ただ、この時代にお金より時間が大事だよという内容を本にしていることが凄いと思いました。そして、あとがきも含め125ページという薄い本。

  • この45分の読書が人生に奇跡を起こす。――時は金なりと言うが時間は金よりもずっと価値がある。しかも全ての人に平等に与えられ誰にも奪えない。どう使えば限りある人生をよりよく生きられるのか。「毎朝あなたの財布には24時間がつまってる」「1晩おきの1時間半がきらめく真珠に」「原因と結果の法則を叩きこめ」等、心に刺さるメッセージが満載。時代と国境を超え多くの知識人に愛される時間術の名著、新訳! 解説・特典も充実。
    原題 How to Live on 24 Hours a Dayの新訳!

    かなり前の作品らしいが、今にも通じることばかりであった。巻末の解説で、昔の例えを解説してくれたので、さらにわかりやすくなった。

  • とにかく時間を作って本を読もうと思うが、あまり意味のないものを読んでも時間の無駄になるし、この書に書かれてあるのは難易度が高そう。ミステリー小説が好きだけど、それらを読んで得られるものってあるのかなー。

  • 隙間時間に勉強して教養を高めれば、人生が豊かになる、と言っている。読み継がれている古典は、何よりだ、と。

  • 本書は、時間を有効に活用する時間術についてのエッセイである。
    正直、時間術について学ぼうと思えば、得られるものは少なかった。ネットや本で見たことある内容ばかりだったように感じた。
    しかし、格言にしたいフレーズはいくつか見つけることができた。

    【集中力がなければ──言い換えれば、脳に何を考えるかを命じ、命じたとおりにさせる力がなければ──本当の意味で人生を生きることなど不可能だ。(7章より)】

    集中力を生み出すための方法は、自身が集中できる所作や環境作りをすることだと思う。結局、これらの行為は自分の脳を操ることであり、ひいては自分が望む人生を生きることにつながることだと、再認識させられた。

    【自分の時間を全活用しようという取り組みを始める際に、扱うのは自分の時間であって、他人の時間ではない(12章より)】

    自分の時間を有効に活用しようとする過程で、まだ時間の重要性に気づけてない他人を見下すことに、筆者は危惧を抱いている。自分は自分。他人は他人。

    ちなみに、本書は100pちょいで約900円。割高である。しかし、解説とセットで読むとしたら、余裕でお釣りが返ってくる。それぐらい、河合祥一郎氏の解説が良かった。
    具体的には、筆者の思想の下地となっているストア派の哲学思想を解説している。そして、時間に関するシェークスピアの格言を載せている。
    さらに、本文中に引用された未邦訳のハズリットの詩に関するエッセイを訳してくれている。



  • 同著者の、自分の時間〜1日24時間でどう生きるか、と同じような内容の本です。
    こちらの方がページは少ないですが、文体や章立てが小説っぽく、わたしは読むのに時間がかかりました。ビジネス・自己啓発をよく読む方は、上記別本の方が読みやすいと思います。

  • 感想
    どのように時間を使うか。自分のしたいことを決めて今日1日でそこにどれだけ近づいたかを毎日考える。それだけで平均を超える人生を送れる。

  • 一周でエッセンスを全部吸収出来たら、既に教養人なのかもな、という内容。
    古典の引用もあり、正直学のない自分には難しかった。
    数年に1回読み直したら自分のレベルの変化が感じられるかもしれない1冊(分量的には少ないから容易に読み返せると思う)。

  • はじめに 賢いワーク・ライフ・バランスは一杯のお茶から
    第1章 毎朝あなたの財布には二十四時間がつまってる!
    第2章 知的好奇心を持てば本当の人生が送れる
    第3章 「時間がもっとあるとき」など決してこない
    第4章 一日のプロローグとエピローグという考えを捨てる
    第5章 一晩おきの一時間半がきらめく真珠になる
    第6章 一週間を六日とし週七時間半で奇跡を起こす
    第7章 史上最高の賢人たちの提案――「思考の集中」
    第8章 幸福になるための内省時間は夕方の帰り道に
    第9章 教養を身につけることで充実する毎日
    第10章 原因と結果の法則を叩きこみ退屈な人生を変える
    第11章 読書好きのあなたに勧める「熟慮を要する読書」
    第12章 日常に奇跡を起こす最初の一週間
     解説
     ハズリットのエッセイ「詩一般について」抄訳
     オシアン「セルマの歌」夏目漱石訳
     時間をめぐるシェイクスピアの名言
     訳者あとがき

  • てっきり時間は金より価値あるから、1秒も無駄にせず、うまく使わなければいけないというメッセージだと思ったが違った。
    むしろ計画を立て、計画通りに進めるだったり、時間を決めてしまうと、時間の奴隷になってしまう。
    例えば計画を立てたら、それ通りいくよう動いてしまう→すでに縛られてる
    せっかく平等に与えられた24時間だから、うまくより自由で解放的に使おうという解釈を持った。

    あとは現状自身はいろんなことに手を出しすぎて、本当の意味での自分の時間がない。この本を読んで、時間に対する考え方が変わった。

    まだ1周目だから2周目も読みたい。

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著者プロフィール

イギリスを代表する作家。代表作に、20世紀英国小説の最高傑作といわれる『二人の女の物語』(岩波書店)がある。

「2016年 『最強の生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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