花髑髏 (角川文庫 緑 304-32)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 75
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304327

感想・レビュー・書評

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  • 由利先生モノ。中編「白蠟変化」と短編「焙烙の刑」、「花髑髏」の3編収録。表題作は花髑髏だが、「白蠟変化」が面白かった!
    エロ&グロテスクなノリと、極悪人・白蠟三郎、鴨打博士、謎の美青年の悪党達が三つ巴状態で裏をかき、騙し合いをしながらヒロインを奪い合っていく展開はさすが横溝正史の筆力。見事に読者を騙しまくってくれました。

    全体的に、ちょっと江戸川乱歩っぽい退廃的な雰囲気が漂ってて金田一モノとはまた違った味わいがあって良いですね。

  • 07.11.11

著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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