- Amazon.co.jp ・本 (529ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041306468
感想・レビュー・書評
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竹中半兵衛重治。恐るべき男よ、と秀吉は言った。まるで当人みたいに信長というものをよく知っている。もし半兵衛を敵に回したら、これ以上恐ろしい人間はいなかった。立身出世を望まず、権勢といったものに関心を示さない。荒馬を乗りこなすのが楽しいだけで、馬を飼うのは性に合わぬと、半兵衛はいう。天下を治めるは馬を飼うことに似ている。信長、秀吉という荒馬を自在に乗りこなし、戦国を駆けぬけた一世の軍師、36年の生涯を描く大河小説。
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未読
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戦さの情報は史実に基づいているためか詳しい。お市の方などとの会話は面白くするために脚色されている?脚色が小説の醍醐味ですかね。嘘っぽいと感じずに、入り込んでしまうので良い本なのだなと感じました。
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秀吉の軍師としては黒田官兵衛が有名ですが、ニ兵衛と呼ばれていたもう一方の竹中半兵衛に興味がありました。
軍師としての潔いところがいいですね。 -
お市と一刀斎のくだりは疑問でしたが物語の中の秀吉が一般的なイメージとは違っていたので興味がわきました。とても面白かったです。
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さすが日本の諸葛亮孔明を呼ばれる人物.この人に出世欲があったら,織田信長をも凌ぐ影響力があったのではないかと思わずにはいられない.
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初めて読む竹中半兵衛の小説でした。
某所で竹中半兵衛のオススメ小説を検索したらこの本がおすすめされてました。
絶版ということで中古で手に入れましたが、今年8月新装版で出るそうですね。
無欲であるが、信念をもち、真っ直ぐに生きる半兵衛さんがかっこいいです。
お市の方との恋心も描かれています。
こういう史実にないようなことが書かれていると批判される方もいますが、
あくまで小説なのでいいのではないかと私は思います。
総じて面白かったです。最後の章はどうしても辛いのがわかっているので、読みたくなくて読了まで時間がかかってしまいましたが、分厚くても一気に読めました!
他の半兵衛さんの小説も読んでみたいと思います。 -
竹中半兵衛といえば、短い人生(36歳)で、稲葉山城の乗っ取り、秀吉の軍師としての活躍、そして晩年の松寿丸(黒田長政)の助命というのが印象に残っていますが、それらについて、よく描かれています。
半兵衛は秀吉の軍師ではありますが、生涯を織田信長の寄人として過ごしたというのは知りませんでした。なので、秀吉とのかかわりだけでなく、信長との関わりもちょっと出てきます。
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