十九歳のジェイコブ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041456101

感想・レビュー・書評

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  • 気持ちはよくわかる、よくわかる、その感じは、よくわかる。と心の中で繰り返してしまう。でも自分はそちら側に踏み込めない。衝動に対して冷ややかな振りをすることが余りにも普通になりすぎているのだ、と考える。この冷淡が、自分も含めた、今の若者と言われる人達の象徴だとするならば、もう今の時代にはジェイコブはいない、と言えるのだろうか。いや、では彼は?ほかにもあの彼は?頭に浮かぶ人達の人生には物語が生まれる余地があるのだろうか。と、テキトーに考える。

  • 初めて読んだ中上健次の作品。

    性と暴力。人間の根源、動物の根源と言ってもいいのかもしれない。

  • 青春は力への渇望だ。

  • これを読んで、マイルスの「skeches of spain」とアーチーシェップの「attica blues」を買いました。

  • あれ、ころしちゃった。

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著者プロフィール

(なかがみ・けんじ)1946~1992年。小説家。『岬』で芥川賞。『枯木灘』(毎日出版文化賞)、『鳳仙花』、『千年の愉楽』、『地の果て 至上の時』、『日輪の翼』、『奇蹟』、『讃歌』、『異族』など。全集十五巻、発言集成六巻、全発言二巻、エッセイ撰集二巻がある。

「2022年 『現代小説の方法 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中上健次の作品

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