招かれた女 (角川文庫 緑 497-21)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 107
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041497210

感想・レビュー・書評

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  • 黒赤川次郎が炸裂! 何ちゅう結末や。なんともやるせ無い。しかし、読みやすいね。言葉の選び方が的確で、さすが人気作家だな、と思います。

  • 千街版”ミステリマストリード”から。先に読んだ”マリオネットの罠”はいまひとつだったけど、その推薦文の中で本書のことが触れられていて、『他に例を見ない後味の悪いエンディング』的内容紹介につられ、それは是非ってことで入手。相変わらず文章そのものに凄みはないし、会話の退屈さもまあこんなもん。で、大いに期待した後味の悪いエンディングも、”それだけ?”程度。アッちゅう間に読めるとはいえ、結末だけ教えてもらって『あ、そうなんだ』で済ました方が良かったかも。残念。

  • 女子中学生の死体が発見されたのが、始まり。

    相棒を失い、職をなくした元刑事が主人公かと思ったら
    3分の1ぐらいで視点切り替わり。
    すべてはあの事件が引っ張っているわけですが
    何せ記憶は薄れるもの。
    全員が、どうだっただろう? という状態です。

    やっと犯人が分かり、さぁ…という所で
    驚きと言うか、ありか!? という最後。
    しかしここまでくるのにあった、用意されたものは
    どこに活用されるのでしょう?
    この話が終わってから?
    それとも、もう日の目を見ない?
    最後に腕を組んで行かれた男性は?

  • 最初は宮本さんが主人公だと思って読んでいたのですが、途中でまさかの展開に・・・
    まずそこで驚いた!!

    それからどうなってしまうのかと思いきや、あれよあれよと人が死んで・・・

    このラストは中々です。なんとも後味悪い(笑)
    途中から真犯人についてはなんとなく分かってくるのですが、(主な登場人物がどんどん死んじゃうし)このラストはびっくりしました。

  • このころまでは、よかった(笑)。

  • 赤川次郎作品にしては複雑すぎるような気がした。

    殺人が複雑に入り組んでいて,
    誰が,誰を殺したかを書いておかないと忘れてします。

    終わりも余韻があって、その後がどうなったかが予測しづらい。
    作品として何がいいたいかは3度読むまでは分からないかもしれない。

    想定としては、主人公の視点で読むのだが、いったい誰が主人公なのだろう。
    旅行の行きと帰りで2度読むのによいかもしれない。

  • 裁かれた女の前編。
    こちらを先に読んでいれば、裁かれた女ももっと楽しめたかも。
    こちらの方が読み応えあり。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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