kaizenさんの感想
2011年8月12日
落ちこぼれの天使と悪魔。 天使は落ちこぼれでも、積極的に悪いことをしようとはしない。 どじだから、悪い方向に結果が出る可能性があるだけ。 悪魔は落ちこぼれで、積極的によいこともしてしまう。 どじだからだけでなく、頼まれると嫌とはいえない良心がある。 悪魔は、犬の姿。天使は少女の姿。 お互いに食べるために助け合う。 ほのぼのとした、赤川次郎らしい作品。 親娘が再会するが,父親はもう余命いくばく。 娘の結婚相手に花をもたせようとする。
1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。 「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」