シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 緑 598-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041598030

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  • 1982年4月、世界最長のシベリア鉄道に乗った紀行文。 横浜から船でナホトカ港へ向かい、ナホトカの近くのシベリア鉄道の発着駅である ウラジヴォストクは外国人立ち入り禁止のため、ハバロフスクからモスクワまで 「ロシア号」に乗り、8531キロを6晩7日かけてモスクワへ向かう。 キロポストや到着時刻、発車時刻を細かくチェックしたり かなりの鉄道好きと思われる著者。鉄道だけの話ならおもしろく なさそうだが、同伴者のヒルさんや食堂車の給仕などとのやりとりがおもしろい。 「インド鉄道紀行」もおもしろかった。

  • 出発は雨の横浜港からであった。50余時間の揺れに揺れた船の旅だ。だが、ナホトカからは待望の汽車である。これから延々8521キロを6晩7日かかってモスクワまで走る世界最長の列車、シベリア鉄道。ひとたび乗れば毎日毎日が汽車の中である。長大なアムール川の鉄橋を渡り列車は氷雪と白樺のシベリアを一路モスクワ目指して走り始めた。

著者プロフィール

宮脇俊三
一九二六年埼玉県生まれ。四五年、東京帝国大学理学部地質学科に入学。五一年、東京大学文学部西洋史学科卒業、中央公論社入社。『中央公論』『婦人公論』編集長などを歴任。七八年、中央公論社を退職、『時刻表2万キロ』で作家デビュー。八五年、『殺意の風景』で第十三回泉鏡花文学賞受賞。九九年、第四十七回菊池寛賞受賞。二〇〇三年、死去。戒名は「鉄道院周遊俊妙居士」。

「2023年 『時刻表昭和史 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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