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- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041598030
感想・レビュー・書評
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1982年4月、世界最長のシベリア鉄道に乗った紀行文。 横浜から船でナホトカ港へ向かい、ナホトカの近くのシベリア鉄道の発着駅である ウラジヴォストクは外国人立ち入り禁止のため、ハバロフスクからモスクワまで 「ロシア号」に乗り、8531キロを6晩7日かけてモスクワへ向かう。 キロポストや到着時刻、発車時刻を細かくチェックしたり かなりの鉄道好きと思われる著者。鉄道だけの話ならおもしろく なさそうだが、同伴者のヒルさんや食堂車の給仕などとのやりとりがおもしろい。 「インド鉄道紀行」もおもしろかった。
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出発は雨の横浜港からであった。50余時間の揺れに揺れた船の旅だ。だが、ナホトカからは待望の汽車である。これから延々8521キロを6晩7日かかってモスクワまで走る世界最長の列車、シベリア鉄道。ひとたび乗れば毎日毎日が汽車の中である。長大なアムール川の鉄橋を渡り列車は氷雪と白樺のシベリアを一路モスクワ目指して走り始めた。