本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041653586
感想・レビュー・書評
-
小角が金剛山を不在にするようになって以来、妖魔の出現が多くなっていました。そして、各務と遊鬼たちは、「闇の帝」と名乗る妖魔に遭遇することになります。闇の帝が武具の準備をしていることを知った各務は、霊力を目覚めさせつつある遊鬼の龍頭とともに、闇の帝の居場所を探ろうとしますが、龍頭はまもなく自分がどこかへと去っていくことになるという運命を悟ります。
一方宇宙皇子は、これまで孝謙上皇の寵愛を受けてきた恵美押勝がしだいに上皇と疎遠になり、代わって道鏡が上皇の信頼を獲得しつつあることを知り、それと同時に朝廷での権力争いが加速しつつあることを知ります。そして、朝廷の動きをたどっていく中で、宇宙皇子は各務の追っている闇の帝と朝廷に何らかのつながりがあることを確信するようになります。
朝廷の権力闘争と妖魔の跋扈、そして龍頭の失踪という伏線が張られて、ストーリーがかなり立体的になってきたように感じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示