- Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041673188
感想・レビュー・書評
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銀色さんの本の中でも、一番ぐらいに大好きな本。
目に映るすべてにドキドキしていた頃から、
少しずつ日常が生まれ、少しずつ何かが薄れていく。
季節が夏から秋へと変わるように、
見えるものが変わっていったあの頃の時間が
閉じ込められたような、深くて不思議な光の世界。
頭に描いた夢のような自由な世界。
突然やってくる失敗や恐怖に素直に泣いて、すぐに忘れた。
心の中の深くて遠い大切な部分に足を踏み入れる感覚がして、
最後はページを繰る手がもどかしいような、
まだ進みたくないような。
モノクロでも元気に溢れる光と点在する子どもたち。
道に咲く草たちにも驚きと楽しみを見ていた
小さな頃の視点に帰って、てくてくと歩く散歩道。
道々の花、まんまるお月様、飴玉の干し草、
背中に地面、目の前には空。
当たり前なんて存在しなかったあの頃の
キラキラした記憶と再会できる眩しい光たち。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
可愛い子どもたちの写真に、銀色さんの優しい詩が合っていてとても良かった。「砂に書いた手紙は 風が消してしまったけど 足あとは どこまでもつづき みちしるべになるでしょう」。砂の上に人差し指で願いごとをした。名前も書いた。涙もこぼれ落ちた。ハートも書いた。ただ、見つめていた。だけれど風が吹き、波がすべてを持って行ってしまった。私はそれを背に また歩き出した。歩いて歩いて、ここまで来た。子どもの頃夢見た私はここにはいなかった。だけれど 私は自分が残してきた足跡に、誇りを持っている。
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一時期よく読んでいた銀色夏生。
本棚の整理もかねて、読み返してみましたが、これはあんまり。
子供の写真を見ているだけで幸せ、って人にはいいでしょう。 -
風景と子供たちを写真を見つつ、暖かい詩をお楽しみ下さい。
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モノクロ写真。
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いい(≧∇≦)b
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モノクロ写真に手書き文字がここちよい。夏の日差しをうけて思いっきり遊び子供達は無条件に可愛いです。