- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041710043
作品紹介・あらすじ
「私、彼に対して子供の手段を使いたくないの」と、カナ。マリは南の島の思い出をジントニックを飲みながら涙を流して喋ってくれた。ぜんぶ放課後に知ったことばかり。みんなが自分のためにある風景で、出来事をおこしている-。大人になるための、そして"わたし"が"わたし"になるための贅沢な時間の使い方を描く、一級品の恋愛小説。
感想・レビュー・書評
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中学生の時初めて小説というものを読んだ。
それがこの本だった。
本に出てくる登場人物がめちゃくちゃ大人で、話す台詞が本当にかっこよくて、大人になったらこんな言葉を人に伝えたりする事ができるのかな?できたらいいなー。
なんて想いを馳せていた。
懐かしい。この本を読むと多感な中高時代を思い出す。
そして山田詠美の本は自分のバイブルとなった。
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放課後を舞台に大人になろうとする女の子たちの恋愛小説。Amyの作品でもこれは周りに読んでいる女の子が多くて、香水つけ始める子もいたかも(もう10年くらい前の話)。私と純一の物語もよかったけど、私が好きなのは「Red Zone」。「金もくせいの匂いがする 甘くて歯が痛くなりそう 秋には恋に落ちないって決めていたけど もう先に歯が痛い 金もくせいを食べたの 金もくせいも食べたの だから 歯の痛みにはキス」。まるで歌詞のような文章。そして終わりは赤い紅で、予約済みのスタンプ。Amyは黒人とのベッドシーンしか書けないって思っている人がいるとしたらこのredzoneや、晩年の子供を読むと印象変わるかも。
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今の世の中、テレビ局の自主規制?とやらで高校生の飲酒喫煙セックスシーンは、お目にかかれないけど、小説界では永遠に不滅です。若いっていいねー、こうゆうの2時間ドラマのオムニバスとかで見てみたいな、私もこんな女子高生やりたかったな、高校時代、陰キャだったからな
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少女たちの恋愛模様をテーマにした短編集。おじさんが読むような小説ではないのだが、美しい文章で描き出される思春期の心の機微は、なかなかどうして、読みごたえがある。30年くらい前の新聞広告でタイトルが気になっていて、古本で見つけたので今さら読んでみた。古さを感じさせない良さがあり、中学生の姪にも安心してオススメできる。
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私的に恋愛小説で心に染みたのはこの本以外にはない!!
ただただ少女漫画みたいにかっこいい男の子が出てきてドキドキ -
まあまあおすすめ。
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二十年以上前に書かれた本だからかな。
昔の少女コミックのような話でした。
放課後の気だるい感じは伝わってくるけど、大人びた女子高生には共感できなかった。 -
内容を読むに適年齢なはずなんだけど、あんまり…。こういう女の子の世界って嫉妬とか、あんまり温厚なイメージが感じられないものが多い気がする。温かいものを求めてると、陰鬱な雰囲気ばかりを感じやすいのかも。今の私には不似合い。