- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041736067
感想・レビュー・書評
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大好きー!
こんなにワクワクする話を他に知らない!
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前半のスローテンポから急にペースがあがり
最後は何がなんだか分からないまま終わってしまった感が
ありましたが面白かったです!
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GWの休みもあと2日となり、今日は「こどもの日」ですね。だからって言う訳ではないけど、今日はずっと昔に出た、少年が主人公のこの本で。
南太平洋フィジー諸島のパゴパゴ島に日本から移り住んだ海洋学者・小畑徹郎とその息子洋介。
嵐の次の朝、珊瑚の砂地で小さな見慣れぬ生き物を発見し家に持ち帰る。洋介はその生物に“COO”と名を付けるが、ほどなく、その生き物は大昔に絶滅した筈のプレシオザウルスの子どもと確信する。同じくしてCOOを生んだ母親のプレシオサウルスの遺骸が別の小島に漂着し…。
明るく美しいフィジーの自然が描かれる前半、小畑父子と島の人との関係、イルカや飼い犬とのじゃれ合い、そして何より刷り込みによって洋介を母親と認めてしまったCOOとの交わりが微笑ましい。
核実験を進めんがために現代におけるプレシオザウルスの存在そのものを抹消しようとするフランスの諜報機関が動き出す後半。
素手で戦う小畑父子と飛び入りのキャシー。向こうも本気でないだけ、緊迫した場面ながらどことなくユーモアもある戦闘場面。
グリーンピースも飛び出すが、この本が書かれた1988年以上に環境破壊が進み環境保護が叫ばれている中で、既にグリーンピースの活動に対する賛意や批判も込められ、筋書きは子ども向けながら底にあるものは結構深い。
大人たちの思惑とは関係ない少年と恐竜の繋がりやプレシオザウルスたちの逞しい背中が心地良い。 -
夢がある話です
アニメも良かったけど、こちらが絶対オススメです -
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パゴパゴ島で洋助が見つけたもの、それは恐竜プレキシオザウルスの子供だった。だがクーと名づけたこの奇蹟の生命に陰謀の魔手が伸びる。愛のため、海のため洋助は銃をとる。気鋭が贈る、海洋冒険ファンタジー
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<font color=#5c8dff>【その他読んだ本】</font><br> -
アニメ映画で知った作品です。当時はまだ幼稚園に通っている年齢でしたが、すごく印象に残っていたので、高校の図書館で見つけたときに読みました。映画も面白かった覚えがありますが、小説はそれをはるかに超える良作でした。ラストシーンは涙が止まりませんでした。古い作品ですが、機会があればぜひお手にとってみてください。
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私が人生で初めて買った長編ノベル。これもアニメーション映画から入ったのですが、当時は小学校に通うか通わないかの歳だったので、よくわからなかった記憶があります。映画の海の映像が綺麗だったくらい。しかし今読み返してると名作なんじゃないかと思います。プレシオザウルスの末裔を拾い、その子を命がけで人の欲から守ろうとする少年のお話。涙が止まりません。直木賞受賞作。
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直木賞受賞作品の海洋冒険ファンタジー。洋介少年がプレシオザウルスの子供を拾うところから物語が始まる。水棲首長竜、恐竜の生き残りという設定。人間の欲望からCOOを守るため洋介少年とその父が奮闘する。
中学生の頃に表紙に惹かれて購入してからずっと手元にある。何度も読み返し、ページは黄ばみ表紙がほつれて来てもなかなか手放せない。
全体的に子供向けだけれど、海を愛する人向けの本。 -
直木賞受賞作。
ファンタジー的要素は多いが、写実的描写も見られてリアル。
面白い上ラストは感動もの。 -
恐竜大好き。
はらはらするし、ドキドキするし、泣けるし、言うことなし!
表紙画像が素敵なのに、出ないのが悔しい…。