逆密室殺人事件 新装版 (角川文庫 よ 10-20)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789032

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  • 電車への飛び込み自殺偽装からはじまり、モロッコにある国連広場での殺人事件、ドアや窓どころか引き出しから瓶の蓋から何から開け閉めできるものすべてが開け放たれたオフィスや誰でも出入りできるオフィスでの殺人という、所謂ミステリ的なトリックはゼロの連続殺人事件。
    都度挟まれる中等でのテロや米ソ冷戦がいつどうやって交錯するのかわくわくしてたのにまさか全然関係ないブラフだったとはね……黒岩のときのウイスキーの瓶だけ手つかずの流れとか絶対イスラム教絡みのネタだと思ってたのに……

    終盤に財津警部がまとめた通り、「十四才のときに同級生を殺してしまった人気スターが目撃者である同郷出身のスタッフに脅迫されており、それを許せなかった恋人がそいつと周囲の人間をまとめて始末した」事件でしかないんだよなー。ガラス技術とかレーザーのくだり必要だった?

    昭和に書かれた作品というだけあって、ホモとかオカマとかの差別用語やカセットテープに自動車電話、セクハラ・パワハラのオンパレードでなんかすごかった。古い作品なんだけど昔過ぎない(戦争が色濃い時代まではいかない)せいで価値観がバグる。

  • よくも悪くも、いろんな意味でさすがに初期の作品だなぁ。

    KGBとかのエピソードは完全に余分。

  • 『カサブランカ殺人事件』を改題

  • 面白いけど、無駄が多い。キャラクターが月並み。もったいない感じ。

  • ザ・星三つ!

    必要か知らんけど、外国の話、いらん。

  • 「カサブランカ殺人事件」を改題

  • 烏丸ひろみデビュー作

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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