ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.70
  • (270)
  • (239)
  • (302)
  • (78)
  • (30)
本棚登録 : 2602
感想 : 349
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (540ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041835142

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何度読んでもいい。
    私の心です。

  • 狂わんばかりの恋。
    でも、子供時代の記憶というかんじ、憧れない。

  • 文体は雑で読みにくいし好みではないけれど、「お話」は限りなく「ナマ」でズシンと響いてくる。文体が繊細でないのが、かえっていいのかな。
    若いがゆえの青臭さや生々しさ、ドロドロした感情の澱が、そのままに描かれていて、読んでいてちょっと苦しくなったけど、登場人物のその後が気になりすぎて、ずっと読んでいたい、この先が知りたいと強く思った。

  • ツイラクって
    その墜落か~って感じ(笑)

    正直言うと
    最初は読むのがキツかった。
    なかなか入って行けなくて^^;
    子供の頃の話がメインだし…

    ま~子供って
    ピュアで、醜くて
    素直で、露骨で
    不器用で、残酷で…
    周りを気にするようで
    一点集中だし…
    ま~ほんま大変な生き物や(笑)

    そうこうしている内に
    もうどっぷりハマり
    後半は一気読み…(笑)

    思ったほどエロくない(笑)

  • 「昭和の犬」に続く 2作目の読書

    子ども・・・というには、それぞれが様々な面を持っていて、特に女の子たちは怖い。
    あれこれあれこれ 人を貶めながら自分の立場を作って行く。好きな男子に好かれるように。家での立場を踏まえつつ。クラスでの自分のランクは一生の物であるかのように・・・。まぁ 男子の短絡的な行動もホラーではあるが。

    話の内容は ちょっと趣味ではないが、
    作者は屈折した少女時代だったんだあろうなぁ・・・
    と、昭和の犬よりは共感できた。

  • 初めての姫野さんの本でした。
    登場人物が変わる変わる交差して記憶と思惑を読ませていく構成を把握するまで時間がかかってしまいました…。性格も恋も個性でていて良かったです。
    あらすじ見て思っていたのと違う…というのと煮え切らない恋が引っかかる。

  • *忘れられなかった。どんなに忘れようとしても。ずっと。
    すべての人の記憶に眠る、官能の目覚め。狂おしいまでの恋の痛み、恋の歓び。
    苦しかった。切なかった。ほんとうに、ほんとうに、愛していた―。一生に一度の、真実の恋。恋とは「墜ちる」もの*

    痛くて、辛くて、滑稽で、さびしい。
    「恋」と言う甘やかな単語の真実全てを余すところなく描いた、史上最強の恋愛小説。歳を重ねた大人こそが読むべき一冊。
    ”それが恋というもの。”
    その深い深い余韻を楽しめるのは、大人だけに許された特権。ぜひ。

  • キャッチコピーで"純愛"と言う言葉が使われる場合が多い。
    "純愛"って何だ?
    不倫に純愛はあるか?
    不純異性交遊は?
    淫行は?
    私は"純愛=一途"と解釈しているが、それでもすべては定義付けできていないだろう。
    そんな事を想いながら読みました。
    当初は何をテーマに書かれているのかが明確でなく、戸惑った。
    主人公さえ分かりにくい。
    前半で読むのを挫折する人は多いだろう。

  • 懐かしくて生々しくて苦しくて痛くて切ない本でした、誰の胸にも刺さるのではないでしょうか
    また読みたいけどしばらく読めない気がする

  • 面白かった‼︎話しの最後がありきたりな終わりなのがまたよかった。
    高校生じゃなくて、青春のメインが中学生なのが新鮮だったな。中学生特有の大人びてるつもりで全然大人びてない感じとかにきゅんとした。
    そして、田舎だからこその泥臭さも感じた。

全349件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

作家

「2016年 『純喫茶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

姫野カオルコの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
島本 理生
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×