忘れな草 (角川ホラー文庫 1-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041879016

感想・レビュー・書評

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  • かなり現実的ではない内容ではあったけど、読み始めたら深みにハマった感じで一気読みしました。ただ、赤川次郎さんの作品の中では、ちょっと期待を裏切られたように感じました。

  •  ふとしたことがきっかけで、封じ込めたはずの過去の忘れられない記憶が蘇ってきたとき、人はどのように恐怖を感じるか。
     様々な人の視点から描かれているが、徐々に一つの過去の点へと向かって物語は進行していく。そんな流れの作品。ホラーというよりも幻想といった印象が強く残った。
     人はやはり過去に縛られていくものなのかなと感じてしまう。

  • 蘇った過去に殺された形だが、亡霊は自身で復讐することなく、ただ過去を蘇らせただけで、結局は罪人たちの自滅になっているのが面白い
    それも「娘」が亡霊解放のトリガーになっているのが因果めいていい。
    ホラーというかミステリー。
    身勝手な大人というのは赤川次郎作品によく出てくるが、今作ではかなり多い。

  • なんか昔の角川映画っぽくて好きかも。

  • 学校主催で発掘現場に行ったら、妙な空間を見つけた。
    それが、始まりだったかも、知れない。

    最後まで読むと、男が出現した、というよりも
    こちらが最初だった気がします。
    時間が遡っているのか、周囲が変になっているのか
    さっぱり分かりません。
    結局最後まで読んで、小さな謎が残っているような
    そんな気がします。

  • '93.7読了。
    手放し本。

  • 洞窟の扉の真相、住野と男たちの関わりなど、気になるところが多く読み進めたが、全体的にはイマイチ盛り上がりに欠けたかもしれない。

  • ホラーだけど別に怖くはない.
    復讐の流れが鮮やか.

  • 昔の3人を結びつける話。
    恐いと思うとよけいに恐くなる。

    赤川次郎の恐怖小説は,うすら恐いという感じだろう。
    幸せいっぱいでないだけに不憫なのかもしれない。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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