- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041879948
感想・レビュー・書評
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「プロメテウスの乙女」は、本来なら学校に通い、恋をし、眩しい青春を送っていたであろう少女たちだ。そんな彼女たちも正義の名を借りれば人を殺すことだって厭わない。
そして軍事主義化していく日本に立ち向かう3人の女性テロリスト。これもまたごく普通の、どこにでもいるような社会に不満を持つ女性たちなのである。
それもこれも作中に描かれた歪んだ日本が原因なのだが、あながち夢物語と言えなくもないのではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
赤川次郎の罠
今、朝日新聞に連載されている「プロメテウスの罠」と同じギリシャ神話の火の神の名を冠したお話でした。作品中の人物の命は軽く、終わり方も、えっ?というくらいあっけなくて却ってビックリでした。赤川次郎恐るべし…子の軽さが「罠」なのか。
ただ、1984年に描いた日本の未来の様子が、維新が幅を利かせる現在の日本とあまりにも似ていて、こちらもビックリでした。こうやってワタシも赤川次郎さんにズブズブはまって行くのでしょうか? -
ダ・ヴィンチ11月号に載っていて、読んでみました。
たくさんのインテリたちが、文字通りの意味あるいは社会的な意味で抹殺されていきますが、音楽家に限っては・・あんな根性あることする人はいないんじゃ?と思いました。理由が決め手に欠けるというか。
あと、人間に火を与えたギリシア神話のプロメテウスから部隊の名前がとられているけれど、プロメテウスの名を冠している理由が知りたかった!
滝首相を娘が殺すことまでを、父・二宮が予想していたとしたら・・それが一番怖いかも。 -
面白いとは思うけど憧れはしないかな。
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近未来、急速に軍国主義化する日本。少女だけで構成される武装組織「プロメテウスの処女」があった。私的な組織でありながら、独自に銃器、装甲車を備え、市民を取り締まる彼女らは畏怖の象徴となっていた。武器輸出企業令嬢である二宮久仁子は権力を掌握する滝首相から「プロメテウスの処女」の一員となることを求められる。一方、反対勢力からは体内に爆弾を埋めた3人の女性テロリストが首相の許に放たれた―。
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体内に爆弾を埋め込んだ政府の反逆者たちの、葛藤を書いた話。
大分前に読みました。確か中1の頃です。そのときは表紙に惚れて軽い気持ちで手に取りましたが、けっこう考えさせられる内容でした。内容が衝撃的なうえにグロテスクで、現実的なのか、非現実的なのか、あまりよくわからなかった。 -
シリアス。三毛猫や三姉妹とは雰囲気が違うけど 個人的にはこっちの方が好きです。当然三毛猫とかも大好きですが!笑
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赤川次郎の面白い推理小説とは一味違った、怖さがある。
正義の名の元において行われる私刑。 -
赤川さんに染まりたくなったー!!けど若干設定が古いんだよね笑まぁ古い本だから仕方ないんだけどさ