- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041898079
感想・レビュー・書評
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えぐくて、残酷な物語です。暴力と性の描写がかなりきつい。
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ジャンゴと聞けばマカロニ・ウェスタン。しかしここでは有名なギタリストの名前。作品は猥雑でしつこくて、支離滅裂な内容。登場人物もみんな、自己主張ばかりでうるさく、考えも行動も統一性がない。スポーツ新聞の連載レベルですね~、なんで花村さんはこんな小説を書いたのだろう?エンターティメントで実験して、見事に失敗作ってとこかな。
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花村萬月という作家さんの名前だけは知っていて、実際に読んだことはほとんどなかったので読んでみた。
うーん。
まず、ノーマルな女子には勧め辛いことがわかった。
あと、この人がなにやら巨大なマグマのような勢いを持っていることも。
濃厚で濃密で息苦しいような圧力。
でも、できたら再生の方向に向いてほしかった物語。
堕ちるだけ、壊すだけ、怨むだけ、奪うだけの破壊の結末には、ちょっとがっかり。
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こんなこと言ったら失礼だけれど、
馳先生みたい。
たぶん花村先生が先で、馳先生が後なんだうけど。
物語としては、思ったほど美しくも官能的でもなく、狂気もない。
初期の作品なのか?
冷たさの残る狂気がない。
どこか安く感じてしまった。
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ブルースよりもかなりさらにキッツイお話。これまた暗く汚いんだ