天井裏の散歩者: 幸福荘殺人日記 (角川文庫 お 24-1 角川ミステリーコンペティション)
- KADOKAWA (1993年12月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041919019
感想・レビュー・書評
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タイトルが気になって読んでみた
どんどん書き手が変わるところなど発想はおもしろい。
だけど、なんか深みがないような。
書き手が変わるにしても、文体が似通っていて個性が出てないし、南野はるかに対することなど、男たちの発想がみんな似ている
文学的な雰囲気を感じず少しアホっぽさを感じたのは、狙いなのかな?
ただ、読み進めるごとに頭が物語の内容とともに変になりそうで、そういう意味では作者の術中にハマってしまったのかも
私が好きなタイプではなかったから、この作家さんの本はもう読まないと思う詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
推理作家の小宮山泰三が住む『幸福荘』には、作家志望の若者が多く集うアパート。
タイトルどおり、アパートの天井裏が繋がっていて、他の部屋を覗き見できる状態であることから、様々な事件が起こります。
そして、起こった事件をまとめた1枚のフロッピー。
どこまでが現実の世界で、何が創作なのか、本当に最後の最後まで分からなかった。
途中で分かった! て思ったけど、そこからさらに覆された。 -
百円だったので、知らない作家だったけど読んでみました。ミステリーの基本がここにある感じ。読みやすかったです。
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なるほど。
倒錯のロンドに続き2作品目を読んでみて、ようやく折原作品の楽しみ方が少しわかった気がします。 -
最低最悪!
それがわたしの今の偽らざる気持ちです。
この本のために、わたしがどれだけ苦労をこうむったか、その精神的な苦痛を考えれば、作者は当然すぎるほどの評価を受けたのです。
読者だと思って侮るなかれ!
彼の犯した罪は、駄作でした。わたしは貴重な時間を読書のためにさき、もったいない精神のもとに読破させられました。冗談ではありません。なぜわたしがこんな作品を読まなければならなかったのですか?
文書7つの短話に分かれた、幸福荘で起こる殺人事件ですが、文章があまりに稚拙でした。読んでいて引き込まれないどころか、ページを繰るのが苦痛でもありました。
不明確な焦点・・・ミステリー主体なのかキャラ主体なのか、その点があいまいなのでラストの謎解きもまったく感動がありませんでした。「折原一」のモノグラム?自己満足です。
叙述トリックなどこの作品にはもったいなさすぎる言葉です。
わたしって、悪女でしょうか。 -
折原一らしいメタな叙述トリックもの。
タイトル通り殺人もあったりしますが、ノリはずいぶん軽いですな。
まぁまぁでした。
続編もあるらしいけど、もういいかな。 -
読み終わったのですが、本当はまだ終わっていないようなあと味が残ります。仕方がないので「幸福荘の秘密(続・天井裏の散歩者)」を読んでみます。
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まぬけでいい
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数十年ぶりに読んでみたが、トリックというか、読者の推理をどう誘導するのかとか、手法がどうしても古く感じてしまう。