その時、ハートは盗まれた (角川文庫 き 22-16)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 129
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041966167

感想・レビュー・書評

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  • 大昔のTVドラマのノベライズ。キムタクとか内田有紀とか一色紗英とか出ていたらしい。観た記憶はないのだが、とある作品の中で主人公と同僚男性がこのドラマと本の話で盛り上がっていたので、興味本位でAmazonで購入。

    なんだか本当に昔なつかしって感じでした。あり得ない展開やら複雑な人間関係やらぶっ飛んだ登場人物やら…アップダウンの強い作りは、一話ごとにヤマ場を設ける必要のあるドラマ脚本だからかな。

    ん…これは古典にはならんな。設定もストーリーも古いし、あとに残るものもない。もはや過去。

    今の小説なら、この本に書かれている過去のエピソードをぎゅーっと縮めてしまい、裕子と片瀬の「今」の伏線にしてしまって、ストーリー展開のどこかでふっと匂わせたり、裕子に少し語らせたりしながら…登場人物の人間性の背景にしてしまうようなものでしょうか。

    確かに、早紀がイタリアに去った後のふたりのほうが、面白いドラマを生みそう。人の上手な描き方がちょっぴりだけわかっただけでも収穫かも。

  • 帰りのデルタにて読破。
    北川さんにはまってしまった。
    基本的にドラマ→文庫化なのでこれももとはドラマだったもの。しかも93年とかなので古いです。今回はあんまり共感は出来ず。

    なぜか、女の子が女の子を好きになっちゃう話でしたw

    彼女の、飴玉みたいな色したセリフがちりばめられたお話が好きなんです。

著者プロフィール

シナリオライター。早大卒。作品に「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」「最後の恋」「たったひとつの恋」「半分、青い。」など。

「2023年 『夕暮れに、手をつなぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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