- Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041979051
感想・レビュー・書評
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これほんとにグロすぎて、読み終わった後は逆にスカッとする。内容やそれに伴う情報が驚くほどしっかりしていて作者がどんなにリサーチしたのかが伺える。
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12年位前に読んで懐かしくて再読。内容も覚えていなくて「気持ち悪かった本」しか記憶にない為殆ど初読。この頁数でぐいぐい引き込まれるのは2/3以降なので最初は我慢。頁が進むにつれてどんどん気持ち悪さが増していく。どこかすっきりしない結末が余計にリアルさを掻き立てる。 昔から、ぶよぶよになった緑のイソギンチャクが急に弾けたり、蜘蛛が潰れたりする悪夢をよく見た。その元凶がまさかこの本だったとは…。思春期に読む本にしては影響が強すぎる。やっぱり貴志祐介は恐ろしいなあと思いながら本屋で別作品を漁ってしまった。
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めちゃ気持ち悪いがとても面白かった
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きもい、グロい、面白い!!
読んでると実際に天使の囀りが頭で再生されて焦った… -
最高。
特に最終局面のトラウマ級な描写がうますぎて一気読みしちゃった。
また読みたい。 -
もし、強い不安やストレス、恐怖などを快感に変えてくれるものが存在するとしたら、あなたはそれを試しますかーー?
アマゾン調査から帰って来た人々が、次々に異常な死を遂げる。彼らはなぜ、自殺したのか?恋人の死をきっかけに、事件について調べ始めた精神科医の北島早苗は、やがて驚くべき事実に辿り着く……!
あまりの気持ち悪さに、ゾワゾワと鳥肌が立つホラー小説。苦悩や心の傷を抱えた人々や、終末期医療についての描写も多く、色々と考えさせられた。
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貴志祐介の作品中もっとも好き。あのシーンのせいで映像化が完全に不可能なのが残念でならない。(叙述トリックという意味ではなく)
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これは現代日本のホラー小説の傑作だった。
この作者の本はほんの少し読んでいたが、特に『黒い家』は傑出した出来で、描写力に並々ならぬものを感じていた。
本作も、描写が素晴らしい。筆力が優れているので、迫力がある。
生物学などの知識をかなりよく調べているし、それらを上手に取り込んでいる。
スティーヴン・キングのような独白体の生々しさはないが、現代日本人の淋しい生き様を上手に点描していると思う。
鈴木光司さんの『リング』シリーズや瀬名秀明さんの『パラサイト・イブ』に比肩するか、あるいはそれらを凌駕していると思う。映画化してしまうと、この作品の良さは失われてしまうかも知れない。