変身 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042083061

感想・レビュー・書評

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  • 「不条理」とは何か

    ✏︎ある朝起きると自分が巨大な虫になっている物語。

    ✏︎その後、自らの異形によって、愛する家族との関係が崩壊し、苦しみ続ける物語。

    ✏︎自らの非はないにも関わらず、急遽自身に起こった奇怪な出来事により、ただただ苦しみ続けるという、不条理さしかない作品でした。

    ✏︎皆さんのご意見を伺い、自分でもさらに解釈をしてみたいです。

  • 難解。文章のリズムに体をうまく乗っけることができず、中編なのにも関わらず読了に時間がかかった。
    ザムザ自身に降りかかる不条理よりはザムザを取り巻く家族の心の動きの方がある種、共感をもって、興味深く読み進められた。ザムザの死をもって、家族に訪れた平安。家族を冷血と断ずることはできるが当事者として愛情を持ってザムザに接することは難しいと感じた。

  • 最低。全然好きじゃないし気持ち悪い。当時は画期的だったのかもしれないけど、全然わからん。

  • あんまり面白くなかったです

  • Audibleにて読了。


    この物語を一体どんな時に思いつくのか不思議で仕方がない。それだけの感想しか持たなかった。

  • 私にはまだ早すぎたァ…

  • 人間というものの汚い部分を浮き彫りにする作品のような。ひとつも救いがない…

  • 海外文学はまだ早かった

  • 虫になっても人としての矜持、倫理観を持ったグレーゴルがどんどん人としての在り方を忘れていく様が残酷だと思った。一番世話をしてくれていたはずの妹、グレーゴルが手元に置きたいと考えた妹が、最終的に暗い生活にピリオドを打つ役割であったこと(死因は父の林檎であるが)がとても報われないなと感じた。

  • 今まで築いてきたその人の信頼や名声、絆、人脈や思い出などは、その人が役に立たない存在になった瞬間、簡単に崩れ落ちる。ということを感じた作品でした。

著者プロフィール

1883年プラハ生まれのユダヤ人。カフカとはチェコ語でカラスの意味。生涯を一役人としてすごし、一部を除きその作品は死後発表された。1924年没。

「2022年 『変身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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