- Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042659013
感想・レビュー・書評
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蒸気機関で動くコンピュータとか、スチームパンクの世界感に引かれました。ストーリーはちょっと難しくて、全部読んで解説読んでようやくわかってきた感じです。いずれ読み直そうと思います。映画になったらうれしいですね。?
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あまりギブスンぽくないと思ったら、作品のアイディア自体はスターリングのモノだということ。納得して読み進めるも、いまいち波に乗れず(ストーリィが上手く掴めず)上巻の終盤を迎える。フレイザーが出てきた辺りからようやく面白くなり、楽しむことが出来た。オリファント邸に居た日本人5人は「長州ファイブ」を思い起こした。さあ下巻へ。
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冒頭は少し期待したけど古いせいか頭に入らない
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蒸気機関が発達し、チャールズ・バベッジの差分機関(ディファレンス・エンジン)が完成した一八五五年のロンドンが舞台。これまでディファレンス・エンジンの登場するSFはよく見てきたが、ようやく古典というべき本書を読めた。
ひとつのIFからそれを波及させ、異なった世界全体を描くのはSFの面白さの最たるものの一つだけど、本作はその意味では高い完成度。詩人バイロンがロンドンのトップにいて、バベッジの弟子エイダはエンジンの女王とまで言われている。人々の情報はカードに納められ、差分機関で検索する場面はレトロだけど新しい。
しかし上巻、読み終わってから内容思いだそうと思ってもすでに思い出せない。物語の起伏は下巻で。