人にはススメられない仕事 (角川文庫 ラ 5-5)

  • KADOKAWA
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042701064

感想・レビュー・書評

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  • こういうのもういいかな 

  • 落ちこぼれ白人ハップとゲイの黒人レナードのコンビが大活躍する人気シリーズ最新作。今回二人は、ハップの恋人ブレットの娘を救出しに、メキシコの売春施設に乗り込むが……。(アマゾン紹介文)

    本の雑誌のハードボイルド特集で取り上げられていたシリーズ。
    ハードボイルド…なんだろうか。確かに各人物の内面描写は少ないけれど、一人称だからそれも当然なような。
    ジャンルはともかく、展開が面白くて手が止まらなかった。読みたいシリーズが増えるのは良き。

  • ハップ&レナード・シリーズということで読んだ。このシリーズは面白いよねぇ。

  • ハップは大体いつも半ば不本意ながら騒動に巻き込まれていって、必ずヒドイ目に遭うんだけど、今回もかなり過激。原題の「RUMBLE TUMBLE」は「ひどい騒ぎ」という意味だそうだが、まさにその通りの展開だ。国境を越えてメキシコまで繰り出す羽目になったハップとレナードの運命にもうハラハラドキドキ。

    このシリーズが、単純なヒーローもの、もしくはアンチヒーローものにならないのは、ハップとレナード、特に語り手であるハップの性質によるところが大きいと思う。「馬糞の山に足を突っ込んでも悪態をつかずに子馬を探す」とレナードが評するハップだが、ラストの述懐はしみじみ胸にしみる。

    「おれは火を吹く銃と血の匂いと硝煙のことを思い、あのとき俺を襲った、奇妙で恐ろしい熱情を思った。銃や暴力があまりに自分の一部になっているから、こんなにもそれを恐れるのだろう。たぶん、自分の中に爆弾を抱えている男ほど、暴力に敏感で、暴力に誘惑され、暴力を恐怖するのだろう」

  • 多分訳が悪い

  • ハップ&レナードシリーズ5作目。登場人物たちの会話の下品さと面白さはあいかわらず。

    今回は、ハップの恋人・ブレットの不肖の娘(売春婦)救出大作戦なのだが、どんどんどんどん、作をおうごとに、悪人とはいえ人を傷つけることに対して、ハップがナイーブになっていっている気がする。レナードのハップ評「馬糞をふんだら、悪態をつく代わりに子馬を探しに行くタイプ」もうなずける感じ。


    ストーリーの終わりがちょっと苦く―このシリーズはどれも決してお気楽なハッピーエンドではないけど、今回はとくに―レナードとハップの会話が切ない。

  • 久々の“ハップ&レナード”シリーズ。今回は冒険行?にハップの恋人ブレットが加わったことで、無茶苦茶なバイオレンスっぷりはやや大人し目。おまけにハップってさらに丸くなったというか、弱気ぶりに拍車がかかってないか?
    それでも面白いのがこのシリーズだけれども。やっぱテキサスにはあんまし行きたくならないなw

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