- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043015153
作品紹介・あらすじ
「神は死んだ」をはじめ、刺激的な啓示を遺して散った巨人ニーチェ。彼の思想は、現在もなお色褪せることなく燦然と輝いている。彼の哲学的叙事詩の全体像を、分かり易く体系的に捉えたニーチェ入門。
感想・レビュー・書評
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若き人々への言葉
(和書)2009年03月01日 16:34
1984 角川書店 ニーチェ, 原田 義人
大して若くはないけど読んでみました。入門書とありましたがその前に何冊か読んでいました。
いとうせいこうの解説にあったぐらいは読んでいました。なので彼の解説は率直でよく分かりました。
「・・・なにゆえにこの一握りの土地に、この職業に恋々と執着しているのか。なにゆえに隣人の言うところに耳を傾けているのか。二、三百哩も離れればもはや拘束力を失うような見解に、義務として服するというのは、いかにも田舎じみた事柄である。・・・」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
友達に勧められて読んだのだが、あまりにメタファーというか詩的表現が多すぎて(というかほぼそれしかない)、しかも各抜粋部分が短すぎて思想自体はあんまり理解できなかった。
特にドイツ国民の話はちんぷんかんぷん。
曙光の抜粋の「認識の蜜よりも甘いいかなる蜜もない」、認識による「支配」の快楽の話はすごい分かるし、共鳴もする。
私たちは自己を確立するために苦しまねばならない、苦悩の中の抵抗にこそ意味があるというのも(嫌だけど)まあ分かる。
でも「俗集」だの「砂と粘土」だの一々けちょんけちょんに言っている世間への執着がすごく感じられるのは何なんだろう?なんだかそれこそルサンチマン的ですよね。別にそんな嫌いなら愚かな群衆は捨ておいて、望み通り孤独に哲学道を邁進すればいいじゃないですか?
人間は群れの生き物だと私は思うので、別にニーチェの考えるところで盲目で愚かだったとしても平穏無事に群れを維持できるのならいいでしょう、「正常」でしょう、どーだっていいでしょう、と考えるのだけど。
本能として群れを求めるゆえの苦悩、その孤独こそ、ということかもしれないけど。
放蕩息子も、失われた羊も、帰還しなければ祝福されることはないわけで、孤独の苦しみが望み通りニーチェを苛み続けて、やがて発狂に至るのだろうか。
端々に共感するところは感じるので、もっとちゃんと著作を読みたい。 -
ニーチェは、ギリシア哲学やショーペンハウアーなどから強く影響を受け、鋭い批評眼で西洋文明を革新的に解釈した。実存主義の先駆者、または生の哲学の哲学者とされる。 #ニーチェ #ドイツ #哲学
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≒啓蒙について
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やはり哲学書は難しい。
当時のドイツ人に向けられた内容が多く、理解できないことが多かった。 -
生の哲学者として最近は「超訳シリーズ」の先駆けともなったニーチェ。
「神は死んだ」との有名なセリフもあり、興味があったので素敵な表紙が目にとまったのもあり、読んでみた。
正直に感想を述べると、私の理解力が乏しいということもあり「難しくてほとんど頭に残ってない!」というのが本音です。
時々は「そういうことか・・・」と納得する場面もありますが、言い回しが文学的というか、なんか余計ややこしくなっています。
でもその言い回しが素敵でもあるわけで・・・
とりあえず手軽な文庫本として読もうと言う方にはオススメできません。 -
正直なところ、一回じゃ全然わからない。
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日経WOMANで再注目の書として掲載。若者へのメッセージ集。入門を読んだあとに。
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アフォリズムばかりでおもしろくない。ちゃんと編纂した本買うべきだと思った-_-b
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初めて読んだニーチェの本。