ウォーレスの人魚 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043441037

感想・レビュー・書評

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  • 物語の世界に引っ張りこまれ、一気読みでした。面白かった◎

  • 進化してもヒトの形を捨てられないのは哀れかつあはれ。でも気持ちよさそう。

  • 出だしはわくわくしたが、冗長。
    映画だったら見たい。

  • ハードカバーで発売時に買ったのだけれど、また読みたくなったので文庫で。いやぁ、岩井俊二すごいなぁ。彼の映像作品も好きだけど、小説とくにこの作品は映像作品を上回って好きだ。大胆な科学的仮説に基づいた極上のエンターテイメント。

  • 人魚は絶滅に危惧している。種保存の為に出しだ結果が融合。なんともいえない極上ロマンを感じる。人魚はそれでも幸せなのだと。

  • 本書はダーウィン以前に進化論を提唱しながらダーウィンになれなかったウォーレスの遺した文書「香港人魚録」の概要から始まりますが、これが最後までカギとなります。
    そして近未来…といっても2012年、イルカ研究を行っている島での人魚騒動で幕を開け、3年後、海難事故のため海底にいたにもかかわらず生還を果たした青年が軸となり、人類アクア説を張り巡らせた展開になってゆきます。
    これを読むと童話などで語られる美しくて儚い人魚のイメージが一変します。
    リアルでグロテスクながら非常に幻想的な作品です。
    気をつけないと現実と空想世界の狭間で迷子になるかもしれません。^^

  • 人はかつて海に住んでいた・・・という内容と、人魚というタイトルからは想像もできない、生々しくて、グロテスクで、でも幻想的な小説でした。

  • 10年前に偶然図書館で会って、また最近古本屋で会いました。これぞ小説の世界。面白い!

  • 鳥肌たった。

  • 居心地の悪い変な小説。私は大好き。でも人には勧めないかも

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著者プロフィール

映像作家。1963年1月24日仙台市生まれ。横浜国立大学卒業。主な作品に映画『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』『ヴァンパイア』『花とアリス殺人事件』『リップヴァンウィンクルの花嫁』など。ドキュメンタリーに『市川崑物語』『少年たちは花火を横から見たかった』など。「花は咲く」の作詞も手がける。

「2017年 『少年たちは花火を横から見たかった 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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