心臓狩り (1) 移植された悪夢 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043461059

感想・レビュー・書評

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  • 心臓移植を受けた主人公に、ドナーの記憶と思しき記憶が移転し、また身体的にも変化が現れる。ホラーと言うよりか身体的異変ということでバイオホラーに近い。ここからどうストーリーが展開していくかまだ読めないが、続きが気になる話である。文体も難しくなくてテンポも良いのでサクサク読めると思う。軽読書でもガッツリ読書でもどちらでもいける一冊だと思う。

  • 筆者にしては、ずいぶんとスケールが小さい話だ。蘊蓄も少なめで、いつものお得感がない。アイデアには一部「寄生獣」との類似が見られ、これも筆者らしくない。新人なら、この程度の類似は許容範囲だと思うが、筆者の場合は、あの梅原克文と「あの」がつくから。

  • 臓器移植を受けた人が臓器提供者の記憶や嗜好を受け継ぐことがある。
    話の真贋は不明ですが、そういう話を聞いたことがあったので一体どんな記憶を引き継ぐのか興味があったのですが、まさか、超常能力だったとはね・・・
    しかも、中途半端なところで終わってしまう。
    読み終えてから調べてみたら3巻続きのシリーズでした。続きが気になるので、最後まで読んでみようと思います。

  • この作家の「ソリトンの悪魔」という小説がとても面白いのですが・・・これは微妙かな。

  • 手首がムズムズして読み続けるのが無理でした。。

  • まだまだ序盤といったところか。面白いというか、斬新なものを使って戦う。……でも、たぶん続きは買わないかなあ。

  • 過去、ソリトンの悪魔とかの名作を描きながら、その後、とんとお目にかからなくなった作者の作品なので手を取ってみたが、残念ながら1巻目では今一つの感がぬぐえない。肉体的な頑健さと、ある種の能力をもった人間以外のものの心肺を移植された患者が、その記憶と能力を、本人の意思に関わらず受け継いだことから、事件に巻き込まれるという展開ではあるが、その先行きに奥行きが見受けられない。

  • 思ったよりも読みやすかった。
    もっと怖いか気持ち悪いかと思ったけど、サラッと読めた。

  •  懐かしい名前を見かけて、思わず手に取ってしまった。
     まだ1冊目なので様子見状態。

  • 主人公の雅之はちょっと意外な感じがしましたが29歳。
    表紙の絵からもう少し若いと勝手に想像してました。
    粗筋は内容紹介のとおり、タイトルで分かるとおりまだ続巻があるので、
    真相や結末はまったく分からず導入部といったところでしょうか。
    でも他人の心臓が体内にあって、
    日々侵食されていくように自分が自分ではなくなっていく、
    そんな恐怖は充分伝わりました。
    冒頭の移植手術の場面や、
    本来移植の順番はまだまだ先の筈だった雅之が、
    幸運に次ぐ幸運の末繰り上げとなって手術に至った件など、
    裏というか真相がありそうな気もします。
    タイトルは連続殺人犯を表しているのかもしれませんが、
    心臓移植後、雅之の体に起こった変化や、
    出没するようになった怪しげな人たちと無関係とも思えません。
    見た感じ全3巻のようなので、次回作以降に期待します。

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著者プロフィール

1960年富山県生まれ。1993年『二重螺旋の悪魔』でデビューし、各方面から絶賛を浴びる。続く第2作『ソリトンの悪魔』で第49回日本推理作家協会賞を受賞。その他の著書に『カムナビ』『サイファイ・ムーン』『心臓狩り』がある。

「2018年 『テュポーンの楽園 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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