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吉原花魁 (角川文庫)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年12月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043671069

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吉原花魁 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 8人の作家による吉原関連の物語。同じ主人公が出てくるものもあって興味深い。

  • 吉原を舞台にしたアンソロジー。

    ミステリチックな話が多かった。
    アンソロジーは一冊で何人もの人の物語が読めるからお得感があって好き。

  • 杉本章子氏の作品が読みたくて選書した。彼女の作品『はやり正月の心中』が収められており、この結末が一番辛い。吉原で心中すると、その場に書置き、いわば遺書がなければ客が煽った無理心中とみなされ、その遺族は楼の損金を支払わなければならないとのこと。こうした吉原ならではの慣例なども考証のうえで著されているのだろう。今はなき吉原遊廓は遠い歴史の中に存在したように思えるが、親の若き時代には残っていたのだ。

  • 隆慶一郎「張の吉原」
    平岩弓枝「吉原大門の殺人」
    宇江佐真理「紫陽花」
    杉本章子「はやり正月の心中」
    南原幹雄「爪の代金五十両」
    山田風太郎「剣鬼と遊女」
    藤沢周平「三千歳たそがれ 天保六花撰ノ内・三千歳」
    松井今朝子「恋じまい」

    解説・縄田一男

  • 吉原に生きる女達を描いたオムニバス。
    書き手が時代ものの名手なのでどれもクオリティは高い。
    シリーズ物や連作短編のうちの一話だったりするが、特に読むことに支障はなかった。

  • 色々な作家さんの吉原に纏わる作品を集めている本のため、個人的には当たり外れが大きい。

  • 書き下ろしではなく各作品(単行本)からの抜粋と知って、読み始めは不満だったが、遊女を扱った話を自分でこれだけの数探すのも一苦労だよな・・・と思い直した。必ずしも遊女が主役ではなく、ほんのチョイ役としてのご出演もあったりしたが、どの話もなかなか面白かった。松井今朝子が巻末のお話し担当・・・さぁ、お次は吉原手引草にしようかなーー♪

  • 吉原花魁にまつわる8つの話

  • 線香一本1000文になりやす。

  • 吉原の花魁にまつわる八つの短編集。

    面白い行為が印象に残りましたが、全体的にいまいちでした。

  • 八篇

    隆慶一郎「張りの吉原」
    平岩弓枝「吉原大門の殺人」
    宇江佐真理「紫陽花」
    杉本章子「はやり正月の心中」
    南原幹雄「爪の代金五十両」
    山田風太郎「剣鬼と遊女」
    藤沢周平「三千歳たそがれ 天保六花撰ノ内・三千歳」
    松井今朝子「恋じまい」

    編・解説:縄田一男

  • 隆慶一郎と南原幹雄が面白かった。

  • ある女は苦界で一生を終え、ある女は身請けされ、ある女は惚れた男に全てを捧げた。江戸の不夜城、「吉原」を彩った女たちの悲哀に、歴史・時代小説の名手8人が挑む、豪華競演。

    (アンソロジーのため抜粋なし)

    気になった作品を幾つか。
    まずは、隆慶一郎氏、『張りの吉原』。
    大阪の太夫・花扇が、大店に引かれるも“吉原の張り”を直に見たく吉原に行くも、その実態に愕然とする。

    宇江佐真理氏、『紫陽花』。
    最近、『雷桜』が映画化されました。
    元吉原の遊女で、今は大店の女将に収まっている春園。
    それとは対象に、苦界から抜けられない梅ヶ枝。
    梅ヶ枝の死によって明かされる驚愕の事実。
    紫陽花の花を象徴とし、2人の人生の明暗を描いています。

    藤沢周平氏、『三千歳たそがれ』。
    時代小説の名手、藤沢氏。藤沢作品は好きですね。
    三千歳は、直次郎に対し感情が冷めてはいるものの、ずるずると繋がっていた。
    三千歳の現在の思い人、市之丞は、うまい話に乗るものの、刃傷沙汰を起こし追われる身となった。
    三千歳は、もう二度と会えないと知りつつ、市之丞のためにお金を工面する。
    市之丞の陰を追う三千歳の心に、直次郎の一言が染み込む。

    やはり藤沢氏の人情味溢れる作品は秀逸ですね。

  • 吉原は、私が男として江戸時代に生まれたら、行ってみたい場所の一つである。
    それほど興味がある場所だが…
    だからといって女で江戸に生まれたとして、ココでは働きたくはない(笑)
    男にとって快楽の場であっても、女にとっては苦界そのものだからである。

    江戸幕府が出来てほどなく、現在の「日本橋人形町」に「吉原」が出来た。
    吉原誕生から20年たち、江戸そのものが大きくなったため
    吉原のような町を江戸の中心に置いておくのもなんだな~ってことで
    浅草の北にある浅草田園と呼ばれていた、現在の台東区千束に移転する。
    だいたい我々が吉原っと言うと、ココのことである。土地は以前の1.5倍となり
    遊女の数も増えに増えて、ピーク時には7千人と言うから大したもんである

    まず、四角く堀が掘ってあると思ってくだされ。
    大門から中に入ると右手に「四郎兵衛会所」という番所があります
    遊女が逃げないように見張っている番所なので、遊びに行く分には怖くはありません。
    大門に立って正面の道が「仲之町」
    右側手前から「江戸町一丁目」「揚屋町」「京町一丁目」
    左側手前からは「伏見町」「江戸町二丁目」「堺町」「角町」「京町二丁目」となり
    とっついの堀川が「おはぐろどぶ」となります

    最上級の遊女が居るお店を「大見世」次が「中見世」
    一分女郎専門が「大町小見世」二朱女郎専門が「小見世」、最後に「切見世」
    だいたい金のない貧乏人は、大門を入って「大見世」の前を指をくわえて通りすぎ
    おはぐろどぶ界隈の店にしけこむのが常でやんす(笑)

    遊女ランキング第一位は「太夫」。でも、太夫が活躍したのは最初の吉原の頃で
    吉原が移転してからは大口顧客の大名の衰退もあり、太夫と呼ばれる人は少なくなります。
    第二位は「格子」見世の格子内で着飾って座っている姿を映画とかでよく見るあの人達。
    ここまでが「花魁」。
    時代にもよりますが「太夫」と呼ばれる者は、吉原全体でも3~4人程度しかおりません。
    「格子」で60人前後ですから、やっぱり花魁は飛びぬけてエエ女だったのでしょう。

    そんな「花魁」のお話しを、隆慶一郎・平岩弓枝・宇江佐真理・杉本章子・南原幹雄
    山田風太郎・藤沢周平・松井今朝子らが、それぞれの筆をふるっているのがこの作品です。
    みなさん、時代小説の名手であるだけにどのお話しも大変面白い。

    最近好きな作家さんで「宇江佐真理」さんがおります。
    この人の名前と「平岩弓枝」さんの名前を見つけて買う気になった本でしたが、
    他の方の作品も甲乙つけ難いほど面白かったです(笑)

    えてしてアンソロジー作品というのは、買ってみたはよいけれど…
    気に入らない作品の一つや二つもあるもんなんですが、それがなかったのに驚きます

    江戸時代の男女比率は、圧倒的に男性の数の方が多い。
    地方の農村部では「間引き」なども行われていたので、男性の方が多くなったのだろうか
    お店に勤めている男性は、主人の許しがなければ嫁ももらえない状況にあったので
    独身男性が多く、こういったところが繁盛したのかもしれん。

    現在の日本では、40歳くらいまでは男性の方が女性よりも人数が多いのだが
    中高年過ぎあたりから、長寿力のある女性の方が男性を数で上回る(笑)

    二大政党を目論んでおったはずの民主党が、いざ与党となってみれば
    なんの準備も勉強もしておらんかった事がモロ見えの昨今。
    本当にこの国を、男どもに任せておいて良いもんだろうか???っと思ってしまうほど
    「強い男」が消えてしまった(ハハハハハ)

    中高年婦女子よ。我等は数で男よりも多いのだ。
    吉原などに見られる積年の恨みつらみを晴らす好機は今なのかもしれん
    そろそろ日本も女性の総理大臣を迎えて... 続きを読む

  • やはり好みが出るなと思ったわけで。
    もう一回再読してみる。

  • きっかけ:宇江佐真理さんと平岩弓枝さんがいる!!!
    と思って。後は表紙買。

    こんなにがっつり遊里の話を読んだことがなかったため。
    興味深かった。そういえば吉原って土地は知っているけど、
    実際はどこにあったのか知らない。(台東区らしいですね)

    今までなんとなーくしか知らなかった、振袖新造・番頭新造・花魁などの遊女の格式、総籬・半籬といった店の格式など・・・
    すごく色々な決まりがあって、お歯黒溝の中はほんとに別世界だったのではと思います。

    お話は短編集ですが、すべての話がハッピーエンドといえず、
    辛さが残る。でも、絶望的とはいえないこのなんとも言えないはかなさがが、吉原という世界なのか。なんて思ったり。

    今度は大奥編を読んでみようかな。

  • 8人の著者による、花魁にちなんだ物語のアンソロジー。


    短編集だし色々読めるかなーと期待したんだけど、イマイチ。
    ちゅーか、吉原色が薄かったので残念。

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