ゴールド・フィッシュ (角川文庫 も 16-7)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043791071

感想・レビュー・書評

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  • リズムの続編。
    こちらもかなり読み易く、この2作はすぐ読み終わっちゃいます。
    これから夢を見つける中学生たちにぜひ読んでもらいたい!
    そして、自分のリズムを作ってもらいたい!

  • デビュー作「リズム」の続編。
    登場人物が少しずつみんな大人になっていて「あぁ、そうそう、そうなんだよね」という気持ちになりながら読める。
    リズムと続けて読むととても腹落ちしやすい気がします。

  • リズムから一年後が舞台。

    前作の後日談的な印象がものすごく強い。

    本は別々で刊行されているのだが、一冊にまとめても良かったのでは。

  • デビュー作"リズム"の2年後を描いた続編。
    中学3年になったさゆきは自分のやりたいことがわからない。
    思春期特有の揺れ動く感情。

    夢と現実の間で苦しみながら、まっすぐに自分の道を進もうとするさゆきのことを"頑張れ"と応援したくなる。

  • さゆきフィルターで見ているからかもしれないけど、やっぱり真ちゃんは素敵だった。
    高校受験の合格発表の日が雪っていうのは、高校の合格発表の日を思い出す
    わたしにもそんな時期があったな〜…今は昔。
    結局さゆきが見つけた夢はちっちゃいことの積み重ねだったけど、それが大事なんだろうな〜

  •  デビュー作「リズム」の2年後の世界を描いた続編。「リズム」同様、中編なので一気に読むことができる。中学生の女の子が主人公ということもあって、言葉遣いも平易で大変読みやすい。
     夢を追いかける青少年の姿と安定を求める保護者、誰もが一度は経験したことがあるような青春の断片を切り取っている。前作のタイトルにもなった「リズム」という言葉も繰り返し登場し、重要なアクセントになっている。本作のタイトル「ゴールドフィッシュ」は文字通り「金魚」という意味だが、このタイトルの奥深さは最後まで読んでみて初めて通じるものがある。
     前作を読んでから間が開いてしまったが、続けて読んだほうが世界観に浸れて面白いと思う。

  • 『リズム』の続編として、15歳の主人公を描いたもの。森絵都さんは思春期の心理描写がなんとも可愛らしく、独特の居心地の良さがあります。

  • デビュー作『リズム』の二年後を描いた続編です。

    将来への不安などで揺れ動く、中学三年生の心の状態がよく描かれていると思います。
    なので、つい当時を思い返して懐かしさと切なさを感じてしまいました。

    少し厳しさを含んだ物語ですが、心にゆっくりと沁みるメッセージは、前作と変わらず温かで、前向きな気持ちになれるところが良いですね。

    読後感も爽やかで、明日からまた頑張ろうと思わせてくれます。

  • リズムが良かったので続編としたら先が気になる感じが薄れ物足りなかったです

  • 【リズム】の続編と知らなくて買ってきて、
    読み始めたらなんかコレ知ってる・・・と思いつつ
    裏表紙見たら続編って書いてあった~Σ(・ω・ノ)ノ!知らなかった・・・・

    なにはともあれ、【リズム】は好きな本だから
    続編はとっても嬉しい♪

    高志君もお姉ちゃんもママも夢だったことを諦めて違う道で生きようとしている。
    自分の夢でもある真ちゃんの夢も崩れそうになったとき
    「人としてまっとうに」生きるって何だろうと現実にぶち当たる。
    何も考えたくなくてがむしゃらに勉強をはじめるさゆき。自分のリズムを取り戻して、やりたい事を見つけていく
    後半は爽やかな読了感でした♪

著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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