ゴールド・フィッシュ (角川文庫 も 16-7)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043791071
感想・レビュー・書評
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リズムの続編。
こちらもかなり読み易く、この2作はすぐ読み終わっちゃいます。
これから夢を見つける中学生たちにぜひ読んでもらいたい!
そして、自分のリズムを作ってもらいたい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デビュー作「リズム」の続編。
登場人物が少しずつみんな大人になっていて「あぁ、そうそう、そうなんだよね」という気持ちになりながら読める。
リズムと続けて読むととても腹落ちしやすい気がします。 -
リズムから一年後が舞台。
前作の後日談的な印象がものすごく強い。
本は別々で刊行されているのだが、一冊にまとめても良かったのでは。 -
デビュー作"リズム"の2年後を描いた続編。
中学3年になったさゆきは自分のやりたいことがわからない。
思春期特有の揺れ動く感情。
夢と現実の間で苦しみながら、まっすぐに自分の道を進もうとするさゆきのことを"頑張れ"と応援したくなる。 -
デビュー作「リズム」の2年後の世界を描いた続編。「リズム」同様、中編なので一気に読むことができる。中学生の女の子が主人公ということもあって、言葉遣いも平易で大変読みやすい。
夢を追いかける青少年の姿と安定を求める保護者、誰もが一度は経験したことがあるような青春の断片を切り取っている。前作のタイトルにもなった「リズム」という言葉も繰り返し登場し、重要なアクセントになっている。本作のタイトル「ゴールドフィッシュ」は文字通り「金魚」という意味だが、このタイトルの奥深さは最後まで読んでみて初めて通じるものがある。
前作を読んでから間が開いてしまったが、続けて読んだほうが世界観に浸れて面白いと思う。 -
『リズム』の続編として、15歳の主人公を描いたもの。森絵都さんは思春期の心理描写がなんとも可愛らしく、独特の居心地の良さがあります。
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デビュー作『リズム』の二年後を描いた続編です。
将来への不安などで揺れ動く、中学三年生の心の状態がよく描かれていると思います。
なので、つい当時を思い返して懐かしさと切なさを感じてしまいました。
少し厳しさを含んだ物語ですが、心にゆっくりと沁みるメッセージは、前作と変わらず温かで、前向きな気持ちになれるところが良いですね。
読後感も爽やかで、明日からまた頑張ろうと思わせてくれます。 -
リズムが良かったので続編としたら先が気になる感じが薄れ物足りなかったです