黒髪に恨みは深く: 髪の毛ホラー傑作選 (角川ホラー文庫 113-3)

著者 : 赤江瀑

制作 : 東 雅夫 

• KADOKAWA (2006年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[いろはすさんの感想 · 2021年10月14日]

写真怖い

[xxciiiiiexxさんの感想 · 2011年8月29日]

黒髪ホラー

[kantakan4さんの感想 · 2011年8月23日]

とりあえず「文月の使者」が気持ち悪くてじめじめしてエロくて可笑しくて最後は和気あいあいほのぼので締めるとかいったいなにごと。
と思ったので次は「ゆめこ縮緬」読む。

「文豪てのひら怪談」でも思ったけどこの人のアンソロジーは繋げ方が面白くて、髪を自分で梳かす→自分の首とって自分で梳かす→幽霊の髪を透いてやる、で日本中国フランスまでいったりして楽しい。
巻末の貞子論考も良かった。最後の絵ハガキが・・。

[xmayumixさんの感想 · 2010年5月8日]

　髪にまつわるホラー集。

　＊エクステ怪談　園子温　加門七海　東雅夫
　＊髪　伊藤人誉
　＊実話　加門七海
　＊女の髪　宮田登
　＊「髪梳き」の場『東海道四谷怪談』より　鶴屋南北
　＊髪梳き幽霊　澤田瑞穂
　＊幽霊　モーパッサン
　＊黒髪の怪二話　杉浦日向子
　＊生え出する黒髪　村田喜代子
　＊黒髪　泉鏡花
　＊闇絵黒髪　赤江瀑
　＊毛髪フェチシズム　小酒井不木
　＊文月の死者　皆川博子
　＊貞子はなぜ怖いのか　東雅夫

　タイトルに、それぞれすっと一筋、黒い線がはいってるわけだ。
　これが、怖い。
　やらせだぁと思うけど、やられる。
　怖いし、面白いけど、まぁ予想通りといえば、予想通り。でも、髪にまつわる話は、定番だからこそ怖いんだろう。
　でも、最後の写真には、やられちゃうよ。心臓の弱い人は注意！！

[るねさんの感想 · 2010年4月13日]

髪の毛ホラーという観点でのアンソロジー。なかなかの良作揃いだけれど、この本で最も怖いのは、作品ごとのタイトルページの“髪の毛”と……巻末に載せられた写真！

[tamazusa_doさんの感想 · 2009年11月11日]

上村松園画伯の表紙もいいです。
それぞれの扉絵のページにちょっとした趣向が…
あー、びっくりした。

著者プロフィール

1933年下関生。日本大学芸術学部中退。70年「ニジンスキーの手」で小説現代新人賞を受賞しデビュー。74年『オイディプスの刃』で角川小説賞、84年『海峡』『八雲が殺した』で泉鏡花文学賞。2012年没。

「2019年 『オイディプスの刃』 で使われていた紹介文から引用しています。」