女の旅じたく (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 157
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043819034

感想・レビュー・書評

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  • 2011.5

  •  筆者の旅じたくが書かれた本。持っていくもの、置いていくもの、服選びや食事まで、多岐にわたって「旅じたく」が書かれている。
     「女の旅じたく」だけれど、女である私とはまた違った旅じたくだった。ずぼらで、思いついたものをバッグに詰め込む私にとっては、筆者のあれこれ悩む様子は「旅慣れしてる人……!」と思うばかりで、共感できるところは多くはなかったけど、ほかの人の旅じたくをのぞき見しているような楽しさはあった。

  • 私にとっては『あっ、そうなんだぁ』程度で普通だった。
    女のではなく、彼女の旅支度についてのエッセイ

  • 8月あたま、出張前になんとなく購入した本。
    如何に旅を快適なものにするか、というテーマに凝っていた時期でした。

    実用書を期待して買ったけど、読んでみれば旅のあれこれエッセイ。
    失敗した...と思ったけど、結果的には反面教師として活躍。
    先人の失敗から学ぶことは多かったです。

    ちなみに本著に至るまでのわたしの考え方の変遷はというと、
    最小限の荷物でこと旅の達人に違いない!
     ↓ から
    旅先でも普段の力を発揮するには、多少重くても”いつものあれ”を持っていくのが賢い旅人なんだ。どうせ荷物は行きと帰りしか運ばないし、重たい思いをするのなんてほんのちょっとだしー。

    という境地にありました。

    そんなところに本著登場。
    結果、いらないものは紙一枚でも減らして、いつもの自分でいられるものは惜しみなくもっていく!
    というのが本物の旅人かも...と遅ればせながら気がつく。

    が、その境地にたどり着いたところでなんの解決にもならず、
    結局旅慣れない頃以上に荷物の厳選に時間がかかるようになってしまったという。。。

    でも、自分の荷造りを育てていくのも旅の楽しみなんだと感じさせてくれる1冊。
    旅立ちの前にご一読をおすすめします。

  • わちゃわちゃして楽しい

著者プロフィール

岸本 葉子
1961年鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。エッセイスト。会社勤務を経て、中国北京に留学。著書に『エッセイの書き方』『捨てきらなくてもいいじゃない?』『50代からしたくなるコト、なくていいモノ』『楽しみ上手は老い上手』『50代、足していいもの、引いていいもの』(以上中公文庫)、『ふつうでない時をふつうに生きる』『モヤモヤするけどスッキリ暮らす』『60代、少しゆるめがいいみたい』(以上中央公論新社)、『ひとり老後、賢く楽しむ』『ひとり上手のがんばらない家事』(以上だいわ文庫)、『わたしの心を強くする「ひとり時間」のつくり方』(佼成出版社)、『60歳、ひとりを楽しむ準備』(講談社+α新書)、『90歳、老いてますます日々新た』(樋口恵子氏との共著、柏書房)、俳句に関する著書に『私の俳句入門』(角川ソフィア文庫)、『岸本葉子の「俳句の学び方」』(NHK出版)、初の句集『つちふる』(KADOKAWA)など多数。

「2024年 『毎日の暮らしが深くなる季語と俳句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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