クラシックシリーズ6 千里眼 マジシャンの少女 完全版 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 376
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836253

作品紹介・あらすじ

雪山で遭難事故が発生。美由紀は救出に向かうが、現場に人影はなく雪崩に呑み込まれる。折しも政府は東京臨海副都心に巨大なカジノ建設を秘密裏に計画中だった。利権と巨額の金が動く政治の闇に美由紀が立ち向かう!

感想・レビュー・書評

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  • オープン目前のお台場巨大カジノの利権を巡り警察トップが策謀を巡らせるも、いつも通り美由紀に看破されぶっ潰されるエンタメ性抜群のお話でした。欲望に忠実で行動力溢れる敵が間抜けで魅力ゼロ。こういう国家転覆を図る系の目的なら譲れぬ信念を持った闇の善人を首謀者にしてくれると面白かったのにな~と少し残念。でも美由紀の偽物が登場したり、美由紀が正体隠して活躍したり、今までにない面白い要素も多々あった。
    新登場の蒲生さんの先輩元刑事である藍河、天才マジシャン少女の沙希がかっこよかった。こりゃ短編読みたくなるわ。美由紀の暗号を即座に理解する嵯峨も流石。最終版の潜水艦指揮は美由紀をカッコ良く持ち上げすぎている気がして若干白けたけど、全体的に面白かったことは間違いない。

  • こんな前から画策してたら、なかなか気付けないよね。

  • いや~ほんとに、最近の物語にはないくらい壮大な大風呂敷を広げてくれる。だからこそめちゃくちゃワクワクするし、あり得んだろ!と思うところもあるが、エンターテイメントとしては最高。

  • 雪山で遭難事故が発生した。休暇で訪れていた岬美由紀は救出に向かうが、現場に人影はなく雪崩に呑み込まれてしまう。折しも東京都知事は、お台場の巨大カジノ建設計画を発表。オープニングセレモニーには天才マジシャン少女、里見沙希が出演していた。ショーが始まったその時、銃声が轟き、会場は武装集団に占拠されてしまう。彼らの真の目的とは?最高のリーダビリティと称される。

  • 600p越えの長編。カジノを舞台にした籠城事件、潜水艦バトル、鬼芭阿諛子の再登場と見所盛りだくさん。始め読んだ時には「何じゃこりゃ」と思ったが、6冊目にもなるとこの何でもありのごった煮感が不思議に面白く思えてくる。次はどんな話なのだろうか?。続きは手に入れていないが、いつか読み進めたいと思う。

  • 既読

  • 半分近くまで主人公が出てこないとはなかなか斬新だった。いろいろ考えるね。

  • あれ?美由紀が全然出てこない…と、半分くらいまで読み進めて、タネがわかってしまったけど、小説ならではの仕掛けで面白かった。
    政府が極秘で進めていたお台場カジノ施設の建設。その試験営業に呼ばれた都知事の息子の国会議員、警察のtop3、リストラ後に急にギャンブル運が上がった男、汚職の濡れ衣を着せられて警察を追われた男、一大舞台で失敗した天才少女マジシャン。しかしそこには大きな陰謀が動いていて、会場はテロリストに占拠されてしまう…

  • クラシックシリーズ6

  • 今回はカジノを日本に作る企みを阻止するというシンプルなお話。日本国内の中の話なのでいつもより壮大さはないけれどあっさりしてて読みやすかった。意外に私は最初から騙されなかったです。しかし雪崩の方法とか気になります。ダビデが国内の事だからか出なかった。。次回は出るかなとちょっと憎いけど楽しみです。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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