魔女たちの長い眠り 赤川次郎ベストセレクション(16) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 124
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043870226

作品紹介・あらすじ

人間って、本当に馬鹿だわ。見当外れのことでわざわざ、私たちを駆り立てて…。人間が私たちに勝てるわけがないのに-。夜が降りてきた。暗がりが町を大きな翼で包みこむ。静かで平和に見える町の背後で起こる動機不明の連続殺人事件。誰が敵で誰が味方か。狂気と憎悪と混乱が渦巻く中で、人間の想像を超えた恐るべき何かが動き始めた!闇と血が支配する「谷」の秘密とは?戦慄のサスペンス・ホラー。

感想・レビュー・書評

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  • 魔女たちのたそがれのあと、この作品を読むこと!これにつきます。赤川次郎さんの作品は読まやすくて、特に過去の作品はなつかしいし、ついつい読んじゃいます。吸血鬼という非現実的な内容でもハラハラします!

  • スーパーファミコン、プレイステーションのサウンドノベルゲームの原作として有名な『魔女たちのたそがれ』の続編です。
    前作程の興奮はありませんが、上手くまとめてもらえました。
    最期に土の中に埋まっていたのは誰なのか?
    洋子の行方は?
    気になるところを残してくれるのは流石でした。

  • 魔女たちのたそがれに比べてこちらはヒーローものの雰囲気が満載な作品。
    前作の小西警部の孫、千晶が特殊能力で敵を次々にやっつけていくのだ!

    前作に引き続いて登場人物の描写も弱いので、新しい人物は登場してはすぐに死んでいくし、急ピッチで話が進んでいき、もう終わり?という感じは否めないけど、読みやすいのは間違いないかと。

    正直、前作の登場人物をもう少したくさん出して欲しかった。河村巡査とか最後しか出番なかったね。

  • ファンタジーでオカルト。
    だけど、上手いこと事が進む話は嫌いじゃない。
    千晶の行く末が心配…

  • 読みやすいのだが、ホラーの納得性がいまいち。氏の正当なミステリーを今度読もうかと。

  • 『魔女たちのたそがれ』の続編的作品。純粋なオカルトミステリーとしてはそれなりに楽しめるものの、少々描写が雑でご都合主義な感は否めない。警部が私用と称しながら拳銃を持ち歩いてたり、深く切った足首よろしくダッシュできたり、千晶がなぜそういう特殊能力があるか一切説明なかった。また会話形式でテンポよく進むものの、場面切り替えがわかりにくい。

    むかし赤川次郎氏の三毛猫ホームズシリーズは大好きだったし、本作も決して悪くない作品ではあるが、小説というよりはラノベのような作品かもしれない。

  • 「時間外まで仕事かい」
    と、三木が言った。「ご苦労様だな。しかし、気の毒だがね、その結果は出ないよ。永久にね」
    2015/06/01-06/05

  • ホラーではありますが、しかし虐げる人々と虐げられる人々がいたら起こり得る物語ですね。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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