ファントム・ピークス (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2233
感想 : 372
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944026

感想・レビュー・書評

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  • 読み進める手が止まらないような、
    臨場感が伝わってくる作品だった。

  • だんだん行方不明になったり、死者が出た理由や、犯人がわかってきて、面白かった。
    特に、その犯人を捕まえるための罠を仕掛けるところが面白かった。

  • 先にサイレント・ブラッド読んでたからまた幽霊的なホラーだと思ったらまさかのヒグマ

  • 面白い。ブックカバーの宣伝がすごい!!

  • とある山で行方不明になった主人公の妻が、半年後に白骨死体で発見されるところから物語が動き出し、その後数人の行方不明者が・・・。
    面白く読めました。ハリウッド映画の様な情景が頭に浮かんでくるような小説です。
    あまり、やられたーとかそういうことかー見たいな感覚はありませんでしたが、飽きずに最後まで楽しく読むことは出来ました。

  • 書店で平積みされており、
    宮部みゆき先生の絶賛文カバーがついていて
    「それならば」という事で購入。

    現代では比較的薄い部類の文庫本だが、
    密度が濃く、物理的な厚さ以上に厚く感じた。

    山で得体の知れないものに襲われるというサスペンス。
    まぁそれは非現実的なものではなく・・・熊なわけだが。

    「熊嵐」という傑作・名著がある。
    あれは事実を淡々と記してあり「これは現実」という恐怖がある。
    本作はフィクション。
    登場人物が多いが、それは現実味を出すように作用していると思う。
    フィクションであるが故、暴力描写はいくらでも残虐に描ける。

    ノンフィクションにはノンフィクションの
    フィクションにはフィクションの
    それぞれの良さがる。恐ろしさがある。

    続編の可能性を匂わすラストとなっている。

  • 読売新聞の日曜書評で見つけ、読んでみた。

    ドンデン返し系を想像していたが、そのような話ではなく、正当的なフィクションであった。

    自然と人間との関わりについても考えさせられる。

    著者が若くして亡くなっていたというのも驚きだった。






    330)

  • 長野県の山で次々と失踪する女性。

    獣害事件かと見せかけて真相は殺人鬼による犯行かと思っていたらそのまんま獣害事件だった笑
    でも変に真相を引っ張っらないし、話を複雑にしなかったのがかえって好感が持てた。最近の本は最後の20ページくらいまで読まんと真相分からんし。中盤でネタばらししても最後まで読ませてくれる、そんな本こそ称賛されるべきでは?

    そもそも基本情報なしで読んだからどんな話なのかわからなかったのもあるが…
    たまにはこういう読み方もいい。

    文章も余分な物がなくて読みやすいしスリルもある。
    なかなかよかった。

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著者プロフィール

長野県生まれ。映画の宣伝プロデューサーを経て、執筆活動に入る。第12回松本清張賞の最終選考に残るも、癌を発症。惜しまれつつ他界。本作は前作「ファントム・ピークス」(角川文庫)に続く、最期の作品。

「2011年 『サイレント・ブラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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