幽霊詐欺師ミチヲ (角川ホラー文庫 く 2-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.76
  • (30)
  • (47)
  • (39)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 351
感想 : 45
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944262

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ありふれたホラーをロードローラーで踏み抜いたような滑稽さにページをめくる指が早まった

  • 表紙の絵柄が好みだったので購入したのですが、面白かったです。マミコの設定がすごく好きです…!

  • これ、おもしろかった…!
    最初の女性の描写でなかなかアウトだったのですが、ミチヲはじめカタリさんやカネコのキャラ性に引き込まれていきました。続いているなら読みたいなーと思っていたら結構出ているんですね。手を出してみようかしらん

  • グロテスクな表現が多いので苦手な人は苦手かもしれない。
    が、そんな表現とは裏腹にトイレに行けなくなる類いの怖さは皆無(笑)
    ゾッとしたい方には向かないが、サックリ読めて笑いも、ちょっぴり涙もあり、十分楽しめる。

  • ナイトスクープあとのドラマ題材にぴったりみたいなお話(昔「TRICK」やってた時間帯)。

    個人的にはもっともっとハッピーエンドを期待したいところでしたが、仕方ないか。
    ところどころクスリと笑わせる部分もあって、緊張がほぐれます。

    しっかしカタリの道具になるのも大変だな。
    僕には無理だ。

  • ホラーでありグロさもあり、最初はそういう表現にちょっと引け目を感じましたが、「あれ?面白いぞ」と(笑)

    グロテスクな幽霊でさえ可愛く思え…いや、表現がいちいち面白くて一気に読みました。
    マミコさんに2回目の接触あたりからなにやら笑いが。

    幽霊ものを読むのは初めてでしたが、ホラーでも凄く読みやすかった。
    ミチヲのへたれ具合と性格がたまらんです。

  • ものすごくグロテスクでホラーなのに笑える。ドラマ化を強く希望!

  • 多額の借金を背負ったミチヲが、自殺しようとしていたら肩代わりに幽霊相手に詐欺をしろと言われて、グチャグロ血飛沫なマミコさんを口説き落とすことに…。というお話。マミコさんの話はホラーというよりコメディw照れ隠しに血飛沫。あまりの怖さにミチヲも失禁です。約束手形は両親を待つトオルが自分の子供と被って可哀想でめっちゃ泣けた。

  • なんとなく表紙と雰囲気に惹かれて購入 
    思ったよりすごい面白かった 
    最初の話が一番グロいかなあ 
    でも、ホラーな場面もあるけど、コミカルな部分もあったり笑えるとこも結構あるのでそこまで始終怖いって感じではない 
    最後には感動もあるし読みやすいしでいいと思います 
    なによりミチヲとカタリのコンビが好き 
    ヘタレだけど優しくて一生懸命に頑張るミチヲもかわいいし、ドSなおじさまなカタリさんも最高です

  • 設定がよく作り込まれていて、主人公を取り巻く環境も魅力的。
    作中、特にそそられたのが幽霊の表情や霊障の表現。時にグロテスク、時に愛らしく、瞬間瞬間をワープするように起こる強烈な変化は彼らの異質さを素晴らしく印象的にしている。
    幽霊がヒステリックな化け物という設定自体は珍しくないが、本作ではこの一風変わった表現によって見事新種のモンスターを作り上げていると感じた。

    人情的な描写がありきたりなのと主人公が守られすぎな所はちょっと好みじゃなかったが、それでも面白い作品。
    続編が楽しみ。

著者プロフィール

黒 史郎 (くろ・しろう)

小説家として活動する傍ら、実話怪談も多く手掛ける。「実話蒐録集」シリーズ、「異界怪談」シリーズ『暗渠』『底無』『暗狩』『生闇』『闇憑』、『黒塗怪談 笑う裂傷女』『黒怪談傑作選 闇の舌』『ボギー 怪異考察士の憶測』『実話怪談 黒異譚』『川崎怪談』ほか。共著に「FKB饗宴」「怪談五色」「百物語」「怪談四十九夜」「瞬殺怪談」各シリーズ、『未成仏百物語』『黄泉つなぎ百物語』『ひどい民話を語る会』など。

「2023年 『横浜怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

黒史郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×