ミュージック・ブレス・ユー!! (角川文庫 つ 11-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043944477
感想・レビュー・書評
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タイトルと装幀のポップさに惹かれ購入。あんまり読んだことないジャンルかも。たまにはこんな感じのもいい。
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ちょっと変わってるけど、でもどこかにはいそうな個性を描くことに関しては、この人は天才なんじゃないかと思うくらい著者に心酔しています。
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うーんやっぱりこの人が描く女の子は好きだなあ。
社会人女性だと苛々してしまうだけの立ちゆかなさも、それが高校生だと惜しみなく愛しい。 -
自分も環状線沿いの高校にかつて通っていたので(場所は少し異なりますが)、お話の中に出てくる風景が逐一記憶の中のものとリンクして楽しく読んだ。
アザミとチユキの暴れっぷりが爽快。バカをしながら、もがきながら、少しずつ大人になっていく。青春っていいなぁ、と思わされた。それと同時に、失われていくものに少し胸が痛んだ。 -
『世の中には趣味的なものも他者も一緒に手にできる幸運な人もたくさんいて、それは、両方持っている人、他者を持ってる人、趣味的なものしかない人、の順に人間の序列は決まっている』
不器用だけど(だから?)流されない、津村記久子の主人公たちが好きだ。
自分と似てるけれども違うところ。 -
いいなあ。すごくいいなあ。
あからさまな成長物語ではないし、そもそも主人公は作中でなにひとつ手にしていない、失敗に始まり失敗に終わってるんだけど、逆にそれがすんごくいい。
物語の底辺に流れ続ける音楽が、腹の底に響き続ける、気持ちのいいお話。 -
タイトルにすべてがあらわれている。音楽と本がわたしのお守りだ。そして友達。(猫がいれば完璧!)
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面白かった。
文庫の解説もよかった。