経済学 上巻 (角川ソフィア文庫)

制作 : 宇野 弘蔵 
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044004378

作品紹介・あらすじ

「宇野は、マルクス経済学とマルクス主義経済学を区別した。マルクス主義経済学は、資本主義から社会主義への転換は必然であるとする、唯物史観というイデオロギーによって革命に資する経済学を構築する試みだ。これに対してマルクス経済学は、アダム・スミス、デービッド・リカードら、古典派経済学を批判的に継承したカール・マルクスが、『資本論』で展開した理論を基礎にして資本主義の内在的論理をとらえる体系知(Wissenschaft、科学)である、というのが宇野の主張だ。」
――佐藤優氏(解説より)

日本の代表的マルクス経済学者宇野弘蔵。
宇野はマルクスの『資本論』を批判的に読み込み、その理論とイデオロギーを分離した。
その上で経済学の研究を原理論、段階論、現状分析の3段階に分けて独自の経済学を構築し、その理論は大きな影響を与えた(宇野学派)。
宇野弘蔵が宇野派を代表する研究者と共に、大学の教養課程における経済学の入門書としてまとめたのが本書である。
数多の経済学徒を導いたロングセラーを復刊! 

※本書は1956年3月(上巻)、4月(下巻)に角川全書から刊行された作品を復刊し、図表を再作成し、解説を加えたものです。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    歴史系のやつな

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著者プロフィール

1897年倉敷に生まれる。東京帝国大学経済学部卒業後,ドイツに留学。帰国後,東北帝国大学助教授。1938年人民戦線事件に連坐。日本貿易研究所,三菱経済研究所勤務を経て,戦後東京大学社会科学研究所教授,法政大学教授を歴任。1977年死去。『宇野弘蔵著作集』(全11巻,岩波書店),『恐慌論』『経済原論』(岩波文庫),『資本論に学ぶ』『社会科学としての経済学』(ちくま学芸文庫)ほか。

「2017年 『資本論五十年 下 〈改装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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