甘栗と金貨とエルム (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.60
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本棚登録 : 423
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044269074

感想・レビュー・書評

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  • 文庫化しての再読。前に読んだときの朧げな記憶以上に面白かったです。安心して読めるけど、決して驚きがない展開ではありません。殺人事件とかを追う訳ではない、ある意味本当の高校生探偵小説でした。

  • 淡く少し甘い探偵物語。読みやすいが内容の深さはそれ相応ともいえる。

  • 地元の大手書店の文庫担当者が選んだという文庫の一冊。面白かった。シリーズなら次も読んでみたい。

  • 読後感は苦いんだけど、爽やか。良いですね。実在の地名や店名がばしばし出てくるリアル指向の一方、シチュエーションや登場人物などの設定面はフィクション性が高かったりするので、あたかも小説のキャラクターが現実世界に迷い込んできたかのような楽しさが味わえます。
    エルムが助手にはならないのかな?

  • 2010/08/09

  • タイトルに惹かれて読んでみました。
    高校生の探偵と小学生の女の子の依頼人。
    面白そうでしょ。

    舞台だけあって名古屋のコトがいろいろとかかれてますよ。

  • 「「仕事仕事って、何の仕事さ?」直哉の問いかけに、私は言った。「決まってるだろ、俺の仕事だよ」私は、ジャイアントのペダルを踏み込んだ。」

    お勧めされて読んだ1冊。
    名古屋が舞台と言いますから、これは私のための本(笑)
    と思ってはり切って読んだ1冊。

    面白かったー。
    あっという間に読めてしまったけれど、最大の謎(?)については最後、おぉぉぉ!!と思ってしまいました。
    この著者さん、初めてお名前を拝見したのだけれど、これから色々読んでみたいな、と思わせてくれたのです。
    まずは、この続編をね♪

    【6/28読了・初読・市立図書館】

  • 表紙とタイトルに惹かれて。まさか、名古屋が舞台だったなんて思いもしなかったので、嬉しいです。地元だと、作中に出てくる場所を思い浮かべて読めるのでニヤニヤしてました。『みのりや』ってあそこだな、とか。

    甘栗くんが、半ば強引に人探しをさせられつつも、奮闘する姿は応援したくなります。人探しをさせたエルムちゃんも、幼いながらも強い意志を持った女の子でよかった。

    ********
    最後の残りわずかなページでもやもやが吹っ飛びました。釈然としなかったのは、そういうことだったのかと。

  • 父親の突然の死によって、天涯孤独になってしまった少年が主人公。全てに対し超クールに対処しつつ、探偵であった父が最後に受けていた少女からの依頼を引き継ぎ、東奔西走するお話です。
    失踪した母親の捜索依頼は、いろいろな因果が絡みつつ、次第に大きな事件に展開します。
    主人公が超クールなので、感情移入しにくい面はありますが、大人と子供の狭間で揺れる葛藤、無力感、そんなところからちらりと熱さが覗き見えたりして、後読感は意外にさわやかでした。

  • さらっと読めた。青春してるなぁ。

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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