クドリャフカの順番 (角川文庫)

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著者 : 米澤穂信
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2008年5月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044271039

クドリャフカの順番 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 古典部シリーズ第3作。ついに文化祭。これが一番好きかも。ホータローだけじゃなく、4人全員が交代で語りをするとことか、ふくちゃんが楽しむ文化祭の様子がほんとに面白そうなんだよな。料理バトルでホータローが小麦粉を投げたのは秀逸。ここは覚えてたけど、笑えるし、何か感激だし。まやかがかき揚げ丼を完成させたとこは涙ぐんじゃった。面白かった。

  • 古典部シリーズ・第3弾。

    なんてことない日常の謎なんだけど、なかなか面白くて惹き込まれました。
    犯人のキャラが弱いという欠点はあったけど、過程は十分楽しめました。

  • 第1シリーズ「氷菓」から読んでいると、ついに文化祭が始まったかー!という気持ちになります。

    今までと構成が異なり、部員全員の視点からそれぞれ書かれていて文化祭を味わいつつ事件の謎解きも楽しめた気がします。

  • 2017/5月後半に読み終わった。
    読んでいる最中は、そこそこ面白く読んでいたのだけど、
    読み終わってしばらくすると、
    あれ?どんな内容だったっけ、と少し考えてしまう。
    そんな作品。

  • 古典部シリーズの三作目。「氷菓」が生まれるきっかけとなったカンヤ祭が舞台。

    【あらすじ】
    約3日間に渡る神山高校伝統の文化祭、通称「カンヤ祭」が始まった。古典部は文集「氷菓」の販売を計画したが、発注ミスで200部もの在庫を抱えていた。
    一方、カンヤ祭では参加団体の持ち物を狙った連続盗難事件が発生していた。現場にはカンヤ祭パンフと共に「十文字」からのメッセージが残される。被害を受けた団体と物品の規則性を見出した奉太郎達は、古典部も対象となると考え、この事件を「氷菓」の売り出しに利用しようと模索する。

    【感想】
    古典部4人の視点を入れ替えながら、氷菓の販売促進活動と「十文字」事件の謎が描かれる。「十文字」事件が主題だが、摩耶花の漫研部での揉め事、里志のイベント参加、奉太郎のわらしべプロトコルといったエピソードが交差し、飽きさせない。ただの粉があんな盛り上がりを見せるとは…。
    他にも、えるの料理の腕前、里志の対抗意識などを本書から知る事が出来る。また、今回も入須先輩が異彩を放つ。人に頼み事をする時のコツをえるに伝授するが、その内容が的確すぎて恐ろしい。
    タイトルの由来は、ソ連の宇宙実験に参加した犬の名前から。

  • 文化祭が舞台。自分の高校生の時の文化祭を思い出しながら読める。人が死んだり暗い動機があるようなミステリーではないのが良い。

  • 千反田の「わたし、気になります」のひと言で始まる、古典部のいつもの謎解き。
    だが、さすがに今回は空気を読んだのか、一度は「…いえ、やっぱり、気になりません」と自ら話を引っ込める。
    文化祭は続き、そして謎の盗難事件も続いている。
    すべては文集の完売のため。古典部の知名度をあげるため。
    結局のところ、奉太郎は今回も「連続盗難事件」の謎を解くはめになる。
    細かな設定や、テンポよく進んでいくストーリー。
    読みやすく、そして心に足跡を残す物語だった。
    才能がない者にとって、才能があるのに使おうともしない者はどう映るのだろうか。
    興味がある=才能にめぐまれる。
    そんなふうだったら、きっとみんなが幸せになれるだろうに。
    文化祭の騒動の中で、自分を再発見する千反田。
    漫研のトラブルを自力で乗り越えようとする伊原。
    イベントに参加しながら求めているのは何かを再確認する福部。
    それぞれに、わずかずつだけれど変化がみえる。
    これを成長って言葉で片付けてしまうのは、何となくしっくりこないけれど。
    古典部の4人の距離感が好きだ。
    微妙に間を取りながら、相手を思いやる気持ちを持ち合わせている。
    友情とは違う、あいまいなままの感情。
    それに名前をつける必要はない。
    これから彼らはどんなふうに変わっていくのだろう。
    見届けたいような、見たくないような思いにさせられる物語だった。

  • シリーズ3作め。
    これまで神山祭に向けて、文集の準備をしてきた古典部。ついに完成して本番を迎えた。
    今まではホータローくん目線だけで書かれていたけど今回は古典部4人それぞれの目線で書かれていて楽しかった。視点が移ってワチャワチャするのも文化祭っぽくて面白かった。

  • 母校が舞台ということもあり、文化祭、そんな側面もなくはなかったかなぁという感慨はおいておいて…、登場人物のキャラクターがはっきり出された作品だなと思う。それまでの作品がどちらかといえば温度的には低めの設定になってるように思えるが、文化祭という熱情(そんなフレーズが著者のあとがきか何かにあったような気がする)にあてられた、というのは結果論であって、登場人物のキャラクターの平均値は基本的に高めであって、それを文化祭というフレームをもって描いたんだろうなと。

  • 事件が起きるまでが退屈でなかなか進まなかった…。お料理部あたりからはグイグイ。なのに解決がサッパリしてて物足りなさ。身近にいる天才への劣等感…もっと深掘ってほしかったな。ヒロインがずっと好きじゃなかったけど(主人公から見たヒロインは異常に理想化されてると思っていたので)、語り手になってくれたことですっとぼけた天然ガールじゃないと分かってよかった。伊原が名前じゃなくて苗字愛称で呼ぶってとこも今更だけどポイントだったな。

  • 古典部シリーズ3作目。
    本作は主人公の折木奉太郎の視点ではなく、他の古典部員の視点も混じる。
    文化祭というイベントの中で、古典部員それぞれの活躍が描かれているので新鮮だった。

    前作の『愚者のエンドロール』に続き、『クドリャフカの順番』のタイトルの意味も楽しみにしていたが、捻られすぎており少し強引さを感じてしまった。

  • やっとアニメのとこに追いついた。

  • 才能を持つ者と持たない者。
    才能を持つ者はその才能を行使する義務がある。
    その言葉がとても苦しかった。
    氷菓シリーズ、青春群像劇ならではの苦しさがある。

  • ミステリーには詳しくなく、的確な表現かは悩むが、静かに、苦味を残しつつ、面白い、という印象。決して派手ではない(まぁ、舞台装置は高校文化祭なので、日常とは異種空間と言えなくはないが)。そして、特異な事件が起こるわけでもない。しかし、その中に隠れた謎の構築者(真犯人ということはできないので)の、諦念とも、羨望ともとれる本音の部分。この一端を、過去に創作した同人漫画とその制作者らの関係性等の幾つかのピースから、直感的とも動物的嗅覚とも思える洞察力で奉太郎が解き明かす。苦さと爽快さとが混在する。実に面白い。
    あとがきによれば、「氷菓」から7年。何気に文章がより上手くなった、というか、滑らかになったというのは私だけが思うことなのか。

  • 平成29年1月5日読了

  • これが1番好き。森見感を覚えるのは単に学祭かつ複数視点で書かれているからなだけだろうか…

  • 十文字事件編。
    古典部の4人それぞれの視点を切り替えながら進んでいく。
    印象的なのは千反田さん視点。
    真面目な性格がよくでててすごく丁寧な語り口。

    里志の葛藤とか、摩耶花の漫研での件とかアニメであんまり細かく描かれなかった(覚えてないだけかも)ところが、それぞれの視点で描くことで詳細にわかってよかったかな。

  • 氷菓はアニメから入ってあまりにはまってしまったので、とくに大好きだった回の本作、クドリャフカの順番は読み込んだ。数年前に箱根を旅行して、そのときに家族風呂でこれを読んだ思い出。奉太郎以外の三人が参加したお料理対決とかまやかちゃんの漫画研究会でのどたばたとか、おもしろい見どころがたくさん。アニメはこの理想的な高校生の文化祭での風景を本当にたのしげに描いてた。アニメの文化祭のシーンではなぜだか「花とアリス」の文化祭のシーンを思い出した。あれも理想的な高校生活よね…

  • 里志の葛藤について深い共感を覚える。「天才」とは?まだ会ったことのない「天才」に会った時、果たして自分ならどうするのだろう。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲―。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。大人気“古典部”シリーズ第3弾。

    【キーワード】
    文庫・青春・学校・古典部・部活・シリーズ・日常の謎・ミステリー・アニメ化

    【映像化情報】
    2012年4月-9月にアニメ化
    出演:中村悠一・佐藤聡美・阪口大助・茅野愛衣 他


    +++1

  • 古典部シリーズ3作目。今作は文化祭を舞台にした話。文集を間違って刷りすぎてしまったことと、それに伴い、奇妙な事件が発生してしまう。文集を売り切るよう捌くことと、事件解決への紐解きを文化祭の催しの中からしていく。様々な部活動の催しをしていき、タロットカードから謎を紐解き、料理部では古典部メンバーが協力して制限時間内に何品もの料理を完成していく様子が良い。古典部メンバーの新たな一面も垣間見え、事件解決へ向かい、奉太郎も省エネを封印して、真相究明へ動き出し、文集も完売御礼となり、解決されていくのが良かった。

  • 発注ミスで大量に印刷してしまったとこはコミケ感があって笑ってしまった。
    あと著者のツイッターでのつぶやきに似たようなシーンがあって声に出て笑った(つぶやきは「クズと呼ばれたあなたたちに、もう一度チャンスを与えましょう…(野菜くずを卵でとじながら)」のような内容)。つぶやきを見た後にこの本が読めてよかった。
    回を増すごとに面白くなっていて続きも楽しみ。

  • 古典部シリーズの3作目。1作毎に驚くほど面白くなってきました。

    舞台は文化祭。学園ものとしては最高のシチュエーションですが、浮かれつつも、青臭い雰囲気を漂わせつつも、どこか苦い。この「苦さ」こそが本シリーズ最大の魅力だと思います。

    特に里志が、実にビターな感覚を漂わせていて素晴らしい。いや、素晴らしいと言っては里志がかわいそうだけど、門外漢たる中年読者としては、郷愁とか共感とか、色々な感情を呼び覚まさせてくれる愛すべきキャラクターです。

    ミステリーとしても、そこかっ、と膝を打ちたくなるような展開で読み応えがありました。さてはて、古典部の、いや神高面々の今後や如何に?俄然、気になります!

  • 神山高校文化祭、通称「カンヤ祭」で各部から色んなものを盗み出す「十文字」なる怪盗が出る。

    どうやら十文字はカンヤ祭パンフレットの五十音順に盗み出しているらしい。となると最終的に盗まれるのは古典部となる。十文字とは誰なのか、何が目的なのか。手違いで山と積まれた古典部の文集「氷菓」の在庫に頭を抱えながら、折木奉太郎の推理が光る。

    そりゃ頑張って漫画書いている人が、「初めて漫画書いてみました」という友達の作品を見て「この才能には絶対にかなわない」と思ったら、厳しい批評もしたくなりますよね。
    その気持ちは分かるな。

    あと、ずっと地学研究室で店番してた奉太郎がどんどんわらしべ長者っぽくなっていくのはちょっと笑えました。

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クドリャフカの順番 (角川文庫)の作品紹介

待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲-。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。大人気"古典部"シリーズ第3弾。

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