バイオリン弾きの弟子たち 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第6部 (角川ルビー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044346454

作品紹介・あらすじ

イタリア留学を終え、帰国した悠季。再びコン・マスとして復帰した「フジミ」は、専用練習場の建設に向け、本格的に動き始める。資金調達も兼ねM響常任指揮者として精力的に活動する圭。一方、悠季も、母校の音大講師となるが、担当する学生はクセ者揃い。学内の人間関係も複雑そうで…。二年ぶりに遠距離生活から解放され、甘えて(?)くる圭とともに、悠季の多忙な生活が始まった-!?大人気シリーズ第6部、富士見町リターン後のストーリーがいよいよ本格展開。

感想・レビュー・書評

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  • 第6部 2巻目

    1巻目『華麗なる復讐』が手に入らないのでこちらから読んでる。

    イタリアから2年の留学を終え、1年に渡る別居生活から帰国した悠季。
    講師として生徒に教え、雰囲気が違ってきたような気がしてるフジミに戻り、圭を甘やかし、そしてそこに千恵姉の乱入。


    新たに登場人物を投入しないと空気が回らないよね〜という感じのお姉さん登場でした。
    長く続ける為には必要よね。
    うん…。

  • (あらすじ)
    イタリア留学を終え、帰国した悠季。
    再びコン・マスとして復帰した「フジミ」は、
    専用練習場の建設に向け、本格的に動き始める。
    資金調達も兼ねM響常任指揮者として精力的に活動する圭。
    一方、悠季も、母校の音大講師となるが、
    担当する学生はクセ者揃い。
    学内の人間関係も複雑そうで…。
    二年ぶりに遠距離生活から解放され、甘えて(?)くる圭とともに、
    悠季の多忙な生活が始まった―!?

  •  フジミの6部の始まりだそうで。
     守村くん、留学からかえってきました。
     タイトルは「魔法使いの弟子」のパクリなのかなと思ったんだけど、意味なし。つか、全く意味なし。お友達が(Cさんよww)今回のに頭きてたけど、このタイトルのなっちょらんので、充分頭にくる。で、内容も、お前なめとんか、って感じ。
     別に、リアルなんて求めてはいないけど(ええ、今まででもおいおいって部分は一杯ありましたのよ)でも、フィクションをリアルに感じさせる魔法を読者は求めてるわけで、「これはリアルじゃないんだもん」って開き直ってるようなのって、間違ってると思うですよ。
     ま、長いシリーズには、「閑話休止」って部分が絶対必要になってくるものだから、今回はそーいうものだと好意的に解釈しませう。

  • 富士見二丁目交響楽団シリーズ〈第6部〉-02

  • 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第6部

  • 一年くらい前に出たフジミです。なんとなく手にしてしまう魅力は健在です。

  • 次巻を先に読んでいたので、展開がわからないわけだとおもってたところがつながった感じ。

  • シリーズスタート当初は、まだ読んでませんでした。
    最近、暇持て余して読み始めたら、あれよあれよという間にハマってしまいました。
    音楽好きさんにはオススメ。

  • ●あらすじ●</br></br>
    イタリア留学を終え、帰国した悠季。再びコン・マスとして復帰した「フジミ」は専用練習所の建設に向け、本格的に動き始める。資金調達も兼ねM響常任指揮者として精力的に活動する圭。一方、悠季も、母校の音大講師となるが、担当する学生はクセ者揃い。学内の人間関係も複雑そうで・・・。二年ぶりに遠距離生活から解放され、甘えて(?)くる圭とともに、悠季の多忙な生活が始まった---!?大人気シリーズ第6部、富士見町リターン後のストーリーがいよいよ本格展開!</br></br>

    ●感想●</br></br>
    とうとう第6部突入ですか・・・長いですねぇ〜。今回、悠季が留学を終えて帰国。舞台を再び日本に戻して再スタートです。
    <blockquote>
    グラスをサイドテーブルに置いた圭が、緩めてあったネクタイに手をかけた。</br>
    「待った」</br>
    僕は言って、グラスとメガネをテーブルに置いてもらうように圭に渡し、用を済ませた圭にこっちを向かせて僕の仕事に取りかかった。ネクタイをほどいて引きはずし、ワイシャツの前ボタンをはずし、カフスボタンをはずし・・・。</br>
    たくましい広い肩からワイシャツを脱がせながらキスをした。厚い胸元に手をすべらせ、脇腹から背中へと撫でまわし、僕のものである美しい身体の手触りを堪能した。乳首に舌を這わせると、圭はぞくぞくと来ているらしい快感に吐息を震わせ、愛撫にいそしんでいた僕の手を股間に導いた。そこはもうズボンの押さえがつらそうに硬く張り詰めている。</br>
    「立って」</br>
    フロントホックを外してチャックを下ろし、ズボンもブリーフも脱がせてしまうまで、僕はわざとペニスには触れなかった。圭は靴下を脱いで裸足でいたので、ブリーフを取り去れば全裸だった。</br>
    ひざまずいた位置から、まずは男性美の極致のような僕の恋人の体をじっくりと目で鑑賞し、それから差し伸ばした舌でペニスに触れた。唇をかぶせて、呑み込むようにくわえ込んだ。</br>
    「ゆ、悠季・・・悠季・・・いつの間にそんな手管を」</blockquote>
    序盤から濃いです。今回ラブラブモード全開かと思いきや、今回コレが唯一・・・。40日ぶりのご無沙汰というのは圭にとって何年分に感じるんでしょうかねぇ。</br>
    悠季は帰国後、母校の大学の講師になることが決まっています。タイトルの「バイオリン弾きの弟子たち 」というのはその生徒達のことなのでしょう。その名の通り5人の生徒が新登場。更にフジミの方も新メンバーが加入してたり・・・。あまり人付き合いが得手でない悠季。苦労するのは目に見えてると思うのだけれど。高校生を教えてた時だって散々だったと思うのになぁ〜。紹介した福山先生も何かしらの思いや考えがあるのだろうけど。教授達というのもくせ者揃いで、大変そう。私も以前ちょっこと大学で仕事してましたが大学教授ってホント変わり者が多いんですよね。どうも音楽大学も派閥だとか、医大のよう・・・。魑魅魍魎って感じですよね、悠季にとって。またCM出演したこともマイナス要素になってるみたいだし。初授業の様子(殆どグチ)を悠季が圭に語るのだけれど、コレを聞いてる圭の心情は面白くないと思うんだよね。実際、私も「悠季、割り切りなさい!」と渇入れたくなっちゃいましたし・・。でも、何事にもとことん入れ込んでしまうのが悠季という人の良さでもあるのだから、しょうがないですけど。でも心労・過労で熱出してちゃ駄目ですよ〜。頑張れ悠季!
    <blockquote>
    「ニューヨーク公演はキャンセルします」</br>
    なんて馬鹿なことを言い出した。
    「あのねェ、そんなわけにはいかないことぐらいわかるだろ?」</br>
    「シティ・フィルを振りたい指揮者はいくらでもいます」</br>
    「でもお客さんは、君の指揮での演奏を聴くためにチケットを買ってくれたんだ。そして君の音楽が聴けるのを楽しみにしていてくれている。君には期待に応える義務があるよ」</br>
    「しかし僕は!」</br>
    圭はなおも言い張る気振りをみせたので、僕は機先を制して言ってやった。</br>
    「君の演奏会を待っている大勢のお客さんより、たかが風邪で熱を出している僕の方が大事?」</br>
    圭はぐっと詰まり、</br>
    「そうは言わせないという顔ですね」</br>
    と、無理に苦笑を作った。</br>
    圭・・・きみのその僕べったりな心理は、ただの甘ったれとかじゃなく、裏に何かあるのかな。たとえば、たとえば・・・ああ、思いつかないけどさ。たとえば後ろめたさを償おうとしているとか何とか・・・でも、きみが浮気なんてしてたはずはないし。</br>
    「うん。ちゃんと行ってちゃんと振ってくる理性を見せないと、帰ってきたとき、この家の玄関には鍵がかかって僕は実家に帰ってるぜ」
    </blockquote>
    私が思うに、逆に圭の方が悠季に浮気疑惑を持ってるのでは?と思うのですよ。のっけから積極的に奉仕しちゃってりしてるし。「いつの間にそんな手管を」ってセリフ、コイツ絶対根に持つぞ・・・と思いましたね。やっと自分の元に返ってきても大学、フジミと自分以外に振り回される悠季に圭は不満なんでしょうね。仕事も何もかもが悠季優先の圭ってオトナとしてどうかとは思いますが・・・やっぱりでも、それが圭って人なのですよね。</br>
    今回、新章突入って事で説明が多い気がします。新しい生活、新しい人たち・・・。ストーリーとしては次号から動く、そんな期待を持たせる感じかな。圭の留守中に居着いた小姑のチエ姉・・・まだまだ嵐を起こしてくれそうですねえ〜。楽しみです。</br>

    さて、私とこのフジミシリーズとはそんなに古いおつき合いでもないのです。リアルタイムで読み始めたのは4章くらいからですから。きっかけは、ほぼ毎月読んでいる雑誌<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/B0009PLA2I&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">ダ・ヴィンチ</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=B0009PLA2I" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />のアンケートランキングでテーマは「泣かせる話」かなんかだと思うのですが、普通(!?)の小説に混じってこのシリーズが上位にランクインされてて・・・そこからですね。そのころ<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=ur2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211&path=tg/browse/-/516526/ref=br_bx_1_c_2_15">ルビー文庫</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />中心にBLを読んでましたが、気が付かなかったことを後悔しましたね。</br>
    もともと<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=ur2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211&path=external-search%3Fsearch-type=ss%26keyword=%25E3%2582%25BF%25E3%2582%25AF%25E3%2583%259F%25E3%2581%258F%25E3%2582%2593%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25BA%26index=blended">タクミくんシリーズ</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />からBLに入ったのですが、どちらとも息の長い作品ですね。でも、そろそろ<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=ur2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211&path=external-search%3Fsearch-type=ss%26keyword=%25E3%2582%25BF%25E3%2582%25AF%25E3%2583%259F%25E3%2581%258F%25E3%2582%2593%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25BA%26index=blended">タクミくんシリーズ</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />は足を洗おうかな、と思っています。ここ2,3作面白いと思えなくて、それでも惰性で買って読んではいたのですが、買わなきゃ良かったって思って後悔するのです。人気シリーズなので反感をお持ちになる方もいらっしゃると思いますが・・・。でもね、フジミシリーズとタクミくんシリーズが大きく違うのは前進してるかどうかなのですよ。フジミは着実に圭も悠季も夢に向かって前進しつつ、二人も悩みながら喧嘩しながら進んでるじゃないですか。タクミくんにはそれが感じられないのですよ。安泰というかBLの綺麗な部分だけ見せたファンタジーなのですよ。勿論そこが魅力で読まれてる方も多いと思うのですが。最近はネタが尽きたのか周りの人間の事件に付き合ってる感もありますし。ゆっくり時間が流れるのも良いんですが、私はリタイヤしようと。あの密室的な寮から出た二人はどうゆう生活をするのだろうか、ギイがアメリカに戻る日は来るのか、卒業後はどうするのか、別々の道を歩む時が来るのか・・・なんて答えはいつ出るのだろうか。永遠にそんな日は来ない気がしてきて・・・。思い入れのある大好きな作品だからこそ、一年に一度出版を楽しみに待ってきた作品だからこそ彼らの成長を見たいし、今後を見守りたいと思っているのですが。・・・と思いながら、多分取りあえず次巻も読んでしまうのだろうなぁ、前進を期待しながら。</br></br>

    ●シリーズ刊●</br></br>
    <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=ur2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211&path=external-search%3Fsearch-type=ss%26keyword=%25E5%25AF%258C%25E5%25A3%25AB%25E8%25A6%258B%25E4%25BA%258C%25E4%25B8%2581%25E7%259B%25AE%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%25A5%25BD%25E5%259B%25A3%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25BA%26index=blended">富士見二丁目交響楽団シリーズ</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
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  • すれ違い気味のふたり。
    ってか、殿下、甘えすぎ…
    そこがまた良いのですが(腐)

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