バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044498023

感想・レビュー・書評

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  • 説明的すぎる、探偵助手の存在意義が薄い、フーダニットが論理的でないなど気になったけれど、事件の内容とその真相はロマンがあった。

  • 初版時初読し、再読。カトリックに馴染みがあるのですんなり入りましたが、宗教に触れずにきたら感覚が理解し難いのでは?と思いました。
    宗教的なミステリーと現代が合わさる話は大好きなので、好みど真ん中でした。
    物語としてとても面白かったです。神話やオカルトが好きだと楽しめると思います。
    一言言うなら、一巻はロベルトが全く活躍していなくて笑いました。そんなことないのに!笑

  • 無宗教の人間からすると、キリスト教の「奇跡」はまあ、インチキだろうと普通に思ってしまうので、バチカンの人間を主人公にしつつ、そこら辺をどう説明していくのかでハマれるか決まってくると思いながら読んでいたけれど、まあまあ良いさじ加減で科学と信仰心を絡めているような気がした。ちょうど今読んでいたナチス系の内容が絡んできたので、そのへんは面白く読めた。
    ただ、カソリック内部のことはカソリックで、っていう理由で、どんだけ殺人が起ころうと普通に隠蔽して警察にも届けないってことが、普通に今の時代設定(パソコンとか使ってる)にしている割に最後まで違和感。専門家でない人間の検死や調査で謎解きしているのがモヤっとするので、そこら辺の帳尻合うような設定を入れて欲しいところ。

  • テーマは好きだけどはまらなかったな
    種明かしが消化不良…

  • 意外に分厚い。。。

    バディである2人組が奇跡が本物であるかどうか世界各地を調査する、という話らしい。。

    カトリック系男子校が舞台。
    神父が沢山いて、聖徒もそれなりに登場して、誰が誰やら…と途中混乱。
    アニメ化したし、そちらから入ればよかったのか??

    「滅茶苦茶人がぽんぽん死ぬな」というのが感想。
    警察沙汰にもしないし、ネット環境があるので現代社会が舞台だと思うのだが、それでよいのか???
    ラストもそれで終わり?!!という。。。

    そして何よりカトリックが物凄く胡散臭いものに描かれている。。。

    平賀神父の純粋さに救われます。

  • カトリックに関する小難しいことが色々書かれていて
    その辺はほとんど理解できていないけど殺人事件と人間関係は読んでいて楽しかった。
    物語終盤は頭に??マークが飛び交う。
    なんて壮大な物語・・そうきたか。

    サラッと終わってしまったけどマリオが何をされたのか
    セバスチャンは母親とどうなるのか気になることがたくさん残っている・・

  • 狙いは面白い。
    でも、やたらと雑学ぽい知識があれもこれもと詰め込まれすぎていて…。
    純粋に物語を楽しみたい人にはかえって邪魔になるかも。
    雑学系の話が好きな人にはきっと面白いと思う。
    キリスト教を含め、宗教にも歴史にも通り一遍の知識しかなかったので、けっこう感心しながらも楽しめた。
    男子ばかりの寄宿舎が舞台になっているのに、中盤以降あまり生徒の出番がない。
    もう少し彼らを絡めた話にしてほしかったような。
    とくに決着がついてからの生徒の扱いが笑えるくらいひどい。
    思い入れがある生徒もいたのに、あっさりと後日談もなく物語から退場してしまった。
    そこが少しだけ残念だった。
    純粋なミステリーではないと思うけれど、ミステリーぽい雰囲気は味わえると思う。
    平賀の強烈な個性が表紙の絵とあいまって、なかなかに強い印象を残した。

  • 巻頭に登場人物一覧表が欲しかった。物語が動き出すまでが長い。物語も大風呂敷なわりにこぢんまりとした展開。
    角川ホラー文庫から出てるがホラー要素は全くなし。
    設定が面白そうな雰囲気(あくまで雰囲気だけ)で物語には魅力なし。
    まとめて4冊買って来てしまったがシリーズが進んでいけば楽しめるだろうか、、、不安。

  • う~ん?!・・・時代背景は現代だけど、場所がカソリック教会をとりまく場所なので、イマイチ入り込めなかった。
    続編に取り掛かるかどうか、迷ってます。

  • バチカンに申請された奇跡ー聖痕現象と処女受胎を調査するために派遣された平賀とロベルト。寄宿学校を併設した修道院で、処刑された聖人と同じ方法で殺害され る連続殺人に巻き込まれる。全体的に雑。えらいところまで風呂敷広げてるけど、メリハリもなくダラダラ続くので解決してもカタルシスはあまり無い。読者側から の積極的な歩み寄りが必要。何も考えずに雰囲気に浸れば楽しいと思う。調査官呼ぶと何ヵ月も居座って調べ回るのか面倒くさいな!早く奇跡認定して帰れよって内 心思われてんだろうなとちょっと同情した。

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著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズは累計140万部を突破するヒットとなり、アニメ化もされた。他の著書に「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2022年 『バチカン奇跡調査官 秘密の花園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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