- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044498047
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
三作目。
この巻が一番ホラー色が強いと思う。 -
『バチカン奇跡調査官』シリーズは2→1→3の順で読みました。
1作目と2作目に比べると、文章の粗は大分気にならなくなりました。
説明文っぽい冗長な言い回しも減って、読みやすくなったのはいいのですが、
私が魅力を感じていたオカルト要素が控えめになりすぎていて、
あれ、なんでこのシリーズを読んでいたんだっけな…という気分になりました。
奇跡も事件も簡単に想像の付く仕掛けだし、オカルティックさが薄いと、
とたんにキャラに個性がない、とか物語に起伏が足りない…など、新たな残念ポイントが見えてきたり、
今までのシリーズで1番味気ない内容だったような気がします。
正直、この内容ならば他に筆力のある作家の小説を読んだほうがいいように思いますが、
読みやすさは前作よりもアップしていたので、★ひとつオマケしておきました。
なんのかんの言いつつ、4作目も読むつもりですが…。 -
2巻のネタがおもいきり引き継がれているので
これは2巻を読まないとなんのこっちゃになる。
仕掛けは相変わらず壮大。
これからどうなるんだろうなーと気になってしまうところです。 -
半ばくらいまでは何だかつまらなく感じていましたが、真相に差し掛かるとこからテンポよく読めたかな。
-
恐怖を感じる対象は人によってそれぞれ。
個人的には、人間の成す業が最も怖いですが…節足動物門唇脚綱とか環形動物門貧毛綱が胃の内容物として検出されるとかギャーです。
専門分野に秀でたマニアックな姿勢と人間味のあるキャラクター、宗教にまつわるあれこれが魅力的。
シリーズ3作品目にして神父コンビの相思相愛ぶりが私にハマってきました。
美しい敵役の存在も気になるところです。