バチカン奇跡調査官 闇の黄金 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044498047

感想・レビュー・書評

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  • 序がたんたんと進む(面白みにかける)ので読むのに時間がかかった
    謎解きを知りたくて最後まで
    でも、謎が専門すぎて解明されてもピンとこない。
    (個人の判断:レベルの問題)

    ドメニカとアントーニオン、
    テラーザとカルロは「首切り道化師」の森を探検する。
    カルロが道化師に殺される。

    角笛が鳴り、イエスの像に奇跡が起こる。

    ロベルトが少し活躍しはじめたかな

  • 三作目。
    この巻が一番ホラー色が強いと思う。

  • 『バチカン奇跡調査官』シリーズは2→1→3の順で読みました。
    1作目と2作目に比べると、文章の粗は大分気にならなくなりました。
    説明文っぽい冗長な言い回しも減って、読みやすくなったのはいいのですが、
    私が魅力を感じていたオカルト要素が控えめになりすぎていて、
    あれ、なんでこのシリーズを読んでいたんだっけな…という気分になりました。
    奇跡も事件も簡単に想像の付く仕掛けだし、オカルティックさが薄いと、
    とたんにキャラに個性がない、とか物語に起伏が足りない…など、新たな残念ポイントが見えてきたり、
    今までのシリーズで1番味気ない内容だったような気がします。
    正直、この内容ならば他に筆力のある作家の小説を読んだほうがいいように思いますが、
    読みやすさは前作よりもアップしていたので、★ひとつオマケしておきました。

    なんのかんの言いつつ、4作目も読むつもりですが…。

  • そういえばホラー文庫だったねこれ!と思い出す巻でした。
    ハロス。ハロス。ハロス。

  • 2巻のネタがおもいきり引き継がれているので
    これは2巻を読まないとなんのこっちゃになる。
    仕掛けは相変わらず壮大。
    これからどうなるんだろうなーと気になってしまうところです。

  • 表紙のジュリアの麗しいこと・・・!

    一巻のような迫力ある展開ではないけれど、二巻からの伏線が発展する話だった。第一章を読めば、全体の流れが大体掴めるので、安心して読める。シリーズ物はプロットがパターン化しているから。ジュリアVS平賀・ロベルトという構図にFBIのビルが絡む(というか都合よく動いてくれる)という展開で落ち着きそう。

    しかし、カルドウネの行っていることが気持ち悪すぎる。カルト集団は心のどこか大切な部分が欠落してるんじゃないかと思ってしまう。見た目に惑わされたらダメだね。
    それにしても、この小説に出てくるイタリア人はよく働く。ビルや平賀はイタリア人でないからよいとしても、本当にイタリアの神父や警察はこんなにきびきびと動けるのかしらと思ってしまった。まぁ、彼らが働いてくれないと話が進まないからいいんだけどね。

    相変わらずロベルトがかっこいい。ギリシア語やラテン語、ヘブライ語・・・色々な古語を理解し暗号を解読してゆくなんて憧憬。科学的・論理的に推理してゆく平賀は頼もしいけれど、物語や歴史から相続力を働かせて推理してゆくロベルトの方が共感しやすいな。

  • 半ばくらいまでは何だかつまらなく感じていましたが、真相に差し掛かるとこからテンポよく読めたかな。

  • 恐怖を感じる対象は人によってそれぞれ。
    個人的には、人間の成す業が最も怖いですが…節足動物門唇脚綱とか環形動物門貧毛綱が胃の内容物として検出されるとかギャーです。

    専門分野に秀でたマニアックな姿勢と人間味のあるキャラクター、宗教にまつわるあれこれが魅力的。
    シリーズ3作品目にして神父コンビの相思相愛ぶりが私にハマってきました。
    美しい敵役の存在も気になるところです。

  • やっぱりこういう展開になったか!という。行くとこ行くとこ最後にはジュリアが待ち受けているという展開、それに揺さぶられる平賀とロベルトの構図…今後もこういう展開が続くんだろうなぁ。とは思いながらも、科学的な思考とか豆知識(豆と言えるほど簡単じゃないが)とかもちりばめられていて、やっぱり面白いので続きも読もう。

  • 伝説・30年前の事件と奇跡、そしてジュリア司祭率いるガルドウネの陰謀。これらが見事にあわさって、短い巻ながらも面白かった。

    伝説の事件とその伝説に隠された真実。地下に閉じ込められた人々に強制労働を千年近くやっていたガルドウネ。とっても恐ろしいものだが、実際に私たちが知らないところでそういうことが起こっているのかもしれないと考えてしまうとさらに恐ろしく思えてしまう。

    また、地下に閉じ込められた人々にした心理実験も恐ろしかった。一つの物をそういう認識として思い込ませることが、支配を容易にさせてしまう。人間の心理はもろいものなのかな。

    他の人もいっているが、一番ミステリーっぽい一巻だと言える。

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著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズは累計140万部を突破するヒットとなり、アニメ化もされた。他の著書に「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2022年 『バチカン奇跡調査官 秘密の花園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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