アネットと秘密の指輪 お嬢様とロンドン塔の王子 (角川ビーンズ文庫 52-13)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044507138

作品紹介・あらすじ

社交界デビューを果たした庶民出身のアネットは、ロンドン塔に現れる旧王家の王子の話を聞いて大慌て。だった旧王家の王子とはアネットの横にいる執事のリチャードの事なのだから。「真相をつきとめてやる!」と調べ始めるアネットは、ひょんな事から王太子の恋人のフリをして王家の陰謀を阻止する手伝いをするハメになって!?王太子も急接近(!!)な、ビーンズ文庫版『マイ・フェア・レディ』第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 靴を新調して返しに来たり、夜会で嫌がらせを受けているアネットを助けたりと、ユージンの妹シャーロットはアネットと親しくなりたいんだよね。シャーッロットの親のローズウォール侯爵夫婦にもアネットは気に入られているようだ。今回もアネットは、生来の人のいいお節介さで、皇太子と関りができ、夜のロンドン塔の中を二人で歩くことになる。そこでもアネットらしい振る舞いがあって愉しい。しかし、執事のリチャードには避けられぬ運命が待っていた。主人公の貴族の取り澄ました礼儀に収まらない庶民ぽさが肝の話だね。

  • 今回もシャーリーが出張ってるなぁ。なんだかんだ言いつつ、アネットのことが気に入っている模様。
    あの兄妹の会話には私も引いたわ(笑)
    アネット、あの薔薇食べたんだ…。
    ローズウォールー家に気に入られちゃったアネット。ユージンへの告白(?)には驚かされた。
    あの軍人は何者?
    リチャードの出番少ないなぁと思ったら、出ていっちゃうの?

  • 今回はネタバレ注意です。
    本の内容だけでなく、作者の裏設定を書いてます。

    「ロンドン塔に旧王家の王子が居る」
    少しでもリチャードの役に立ちたいアネットは、気になって仕方がない。

    真実を知るため、ルドルフ王太子の陽動作戦に協力することに。
    アネットは、ルドルフとデートをすることになるのですが……。

    雨川先生のブログによると、「王太子とネルは相思相愛」らしいです。
    アネットとルドルフが婚約という展開もあるのかと思ってたので意外でした。

  • きゅーてんかーい!!


    王太子さま急接近!!


    これは・・・まさかの三角関係ならぬ四角関係!?

    でも、個人的には王太子様とアネットの絡みに

    リチャが関与するシーンがなく、

    ヤキモチ焼いたり、やきもきしたりするシーンがないのが


    不満と言えば不満( ̄‥ ̄)=3



    そしてラスト数ページ・・・


    おいおいおいおい


    ちょっとまってくれ君!!


    でてくのは良いがいつ帰ってくるんだい?


    このまましばらく帰ってこない展開は、


    糖度が下がってきついのでは。。。Σ( ̄□ ̄; ) ガーン


    しかも毎回すごい良いところで「つづく」にしてさー

    しかもしかも次は「つづく」の直後から始まるからニクイ。


    一気読みで良かった。

    こんなん新刊待ちは耐えられん。



    しかし、ところどころとても名言というか、

    良いことを言っている。

    私のネタ帳に書き込んでおこうと思うくらいの素敵なフレーズ。


    こんかい引用にいれときます

  • アネット4巻目です。
    ついにリチャードが表紙からドナドナされました、笑。

    でも、王子かっこいいね!!



    社交デビューを果たした庶民派お嬢さまアネット。
    ロンドン塔に現れるという旧王家の王子の話を聞いて大慌て!

    だって、旧王家の王子は、彼女の屋敷の執事なのだから!

    真相を突き止めるべく調べ始めるアネット。
    でも、ひょんなことから王太子の恋人のふりをすることになり…。



    まさかの王太子のターン!!
    ここででてくると思わなかったよ。


    ユージンのシャーリーとのラブラブぶりに吹きました!
    シャーリーは本気だけど、ユージンは絶対ふざけてるところが。

    アネットとシャーリーの会話も微笑ましい。
    リチャードにぞっこんなアネットは、彼の話になると顔つきが変わります、笑。


    アネットとユージンも巻が進むごとにほのぼのしていきますねー。
    その気はないとわかってるんだけど、リチャードより良い雰囲気なんだよねぇ~、笑。

    あ、肝心のリチャードは執事の仕事に専念しております。
    またお留守番ですか!



    で、謎を解明すべく、王子さまと一緒にロンドン塔探索です。
    めちゃくちゃ探すとこ間違ってるし、灯台下暗しなんですけど、笑。

    全て見終わった後の王子様の台詞が印象的だった。
    なんか悲しい。



    で、渦中の重要人物リチャードは、ある決断をします。
    気になるところで、待て次巻!

    今まで読みきり形式だったので、ちょっと新鮮。

  • 表紙の殿下に惚れましたw

    「(前略)そんなことを言われたら男はみんな勘違いするよ。
    僕を好きって言っただろう」
    ごもっともです、サー・ユージンw
    ユージンに対する好きと、リチャードに対する好き
    それぞれの意味が激しく違っている気がするから、
    このお嬢様は。

    アネットのリチャード激LOVEっぷりが魅力なのかもしれない。
    ユージンだと普通にほのぼのなカップルになるのに勿体無い。

    気の強い、貧民育ちの成り上がりお嬢様なアネット。
    リチャードが好きだからって彼のことしか考えていないな、この子。
    でも、どうしてか憎めない。

    シャーリーとのガールズトークが可愛い。


    読了 11/23

  • 2010年1月13日

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