赤き月の廻るころ 祝福の花嫁 (角川ビーンズ文庫 70-10)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年12月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044547103
作品紹介・あらすじ
「女から男が飾り紐を贈られたら、それは-夜、忍んでこいという合図だ」レウリアがジェラールに初めて贈った飾り紐を巡り、囁かれる愛の言葉とは-?(「真夜中の駆け引き」)。故国・ロクソンへ里帰りをしたレウリアとジェラールを待っていたのは兄・ロラウドの提示するとんでもない結婚の条件で-!?(「祝福の花嫁」)など書き下ろしを含む全6作品を収録した、運命のグランド・ラブロマン、待望の短編集。
感想・レビュー・書評
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今巻にて完結。
ご都合主義を感じることもちらほらありましたがシリーズ通して楽しめました。
今巻は短編集でしたが、特によかったのはやっぱり最後の“祝福の花嫁”でしょうか。個人的に“それまでに関わってきたキャラたちが駆けつける”といったシチュエーションが好きなので読んでいて楽しかったです!特にギース、レアム・ラグナス・アルヴァース伯の件がよかったです。
シリーズ通して私はグレイグやギースが好きだったのですが、“祝福の花嫁”とグレイグについては“とある従者の気苦労”でも印象に残るシーンがあったので嬉しかったです。
人気もあるようなので今後の動向についても気になるところ。ドラマCDやアニメになったらそれはそれでまた面白いかも?
2012.03.27詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本編後の書き下ろしの話を含む短編集。初期の頃から時系列順に並べられてるから、だいたいいつ頃の話なのかわかる。そういや、レウリア、王女様だったんだよなぁ。ジェラールの息子へのやきもちが変わらないなぁといった感じ。いくつになってもこのふたりはいちゃいちゃべたべたしてるんだろうなぁ。
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短編集面白かったです。ってか短編のほうが上手かもです。これでこのシリーズが終わりなのでちょっと残念ですが、新シリーズも楽しみにしています。個人的にはジャウザがレウリアの為にもうちょっと活躍する場面があると良かったと思います。