- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044729035
感想・レビュー・書評
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感想)・・・なんか懐かしいノリ
90年代の「ラノベ」を読み漁っていた世代としては、非常に懐かしいノリの小説でした。設定とか文章とかモチーフとか。(この本の刊行は2007年ですけど)。最近の「ラノベ」は、元々は普通の子が、なんか使命を課せられたり、異世界に飛んで冒険したりと、ある意味自分も入り込みやすい設定の話が多いけれど、そういや昔は最初から特殊な生まれとかにある主人公が多かったな~と思った。
てか、この本のジャンルって?ラノベ??
追)
4巻あとがきに書いてあった。この本は1996年発表の改訂版なんだそうで。そりゃあ懐かしい感じもするわ。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは何度も繰り返し読んでみて欲しい本です。造語が多くてなかなかとっつきにくい文章だと思うんですけど、それが違和感なくススッと頭に入ってくるようになると最高に楽しい本になります。
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これ、デビュー後の最初の書き下ろし作品なんだそうです。
す、すごいな。よくコレ、出版してもらえたな……。
固いです。そして、超中二的。
でも、しっかりと冲方 丁で、ものすごく計算されて書かれている感じがする。
このアリスの服は、なんで青くないんだろう? -
とにかくルビ多用のハイファンタジー。
独特の世界観を説明無しでガンガン描写してくる。
特にアルファベット表記の効果音?が最初の内はドン引き要素で、実に150ページ越えるまで、「何じゃこりゃあ」感満載のまま読んでました。
主人公のベルの「異形」「孤独」に真実味を出すためなんだろうけど、それにしても説明されないままに孤軍奮闘の場面が長い。
ベルがようやく仲間を得て以降、戦闘シーンのテンポの良さは圧巻。
仲間意識が生まれていく過程もじわじわくる。
これ1冊の中でのストーリー展開を考えると、いかにもバランスが悪いように感じるけど、どうやら長い話を文庫化に合わせてぶった切ってるらしい。
ちょっと作者さんが可哀想な気もしましたよ、と。 -
独特の世界観が説明のための説明はなしに書き綴られていき、いつの間にかその世界のあり方に引きこまれていくような綴り方です。
世界観は独特だけど、そのメインとなるテーマは自分の由縁や葛藤という泥臭いものなので、表面のファンタジー要素をすかした先にいろいろと人の本質を覗き見ることができます。
SFではなくファンタジーとしての良さが感じられる作品だと思いました。 -
読みにくいと思いながら読んでたらいつの間にか夢中になっていた。
初めはよくありそうな闘うアニメみたいなイメージで読んでたけれど、後半は頭の中をもっと幻想的なイメージが占めていた。
とても不思議な感覚。
沖方丁さんの作品は天地明察しか読んだことがないけれど、それとはまた違った雰囲気が楽しめました。 -
宗教とか哲学とか不思議の国のアリスのモチーフとか、いろいろなものの概念やパーツが混ざり合っていて
そこにうまい具合に厨二な感じが貫かれていて
けっこうな好みでありつつ、やはり少し読みにくかった。
私は、日頃は「簡単なことは簡単に」というシンプルさを好んで本を読んでいる人間なので
この文体は好きではないはずなのだけれど
それでも引き込まれるものがあった。
また繰り返し読みたい、と思えるだけの作品。
主人公と彼女をとりまく人々の凛々しささ清々しさや、それぞれの腹の括り方がカッコ良かった。 -
感想)・・・なんか懐かしいノリ
90年代の「ラノベ」を読み漁っていた世代としては、非常に懐かしいノリの小説でした。設定とか文章とかモチーフとか。(この本の刊行は2007年ですけど)。最近の「ラノベ」は、元々は普通の子が、なんか使命を課せられたり、異世界に飛んで冒険したりと、ある意味自分も入り込みやすい設定の話が多いけれど、そういや昔は最初から特殊な生まれとかにある主人公が多かったな〜と思った。
てか、この本のジャンルって?ラノベ??
追)
4巻あとがきに書いてあった。この本は1996年発表の改訂版なんだそうで。そりゃあ懐かしい感じもするわ。。 -
シュピーゲルシリーズよりストームブリングワールドの系統に近いです。
ベルの心情が見えにくいところがところどころ・・・。
いい意味でも先が見えないです。
結構さらっと読めました。