問題児たちが異世界から来るそうですよ?YES! ウサギが呼びました! (角川スニーカー文庫 た 3-1-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044748395

感想・レビュー・書評

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  • 問題児たちと黒ウサギたちの華麗なボケとツッコミがとても面白かった。
    ストーリ中に展開されるゲームも色々な神話や伝承などから引用されているので、へえええええと感心することが多かった。
    主人公の能力がインフレ気味かなとは思うけど、主人公が出ない展開や仲間がいないと解決できない展開もあって、一人だけ強くても抑えられるんだと関心しきりでした。

  • 久々に一気読みした。
    王道でありありなストーリーだけど読みやすい。

    いろいろといっぱいの布石を全部回収できるのか!?
    今後、毎回ゲームのルールが変わって混乱しないか?ぐらいが心配なだけ。3巻まで出てるようだから続きを探してきます~。

  •  「己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、我らの箱庭に来られたし」
     どこからともなくやって来た封書に入れられていた手紙に書かれたその文言に興味をそそられ、異世界へと召喚されることとなった少年少女たち。
     もはや学校へ行く理由もなくなり、有り余る力のおかげで退屈をもてあましていた逆廻十六夜は初夏の世界から、財閥の令嬢として何不自由なく暮らし、誰も彼女の言葉に逆らえない世界に飽き飽きしていた久遠飛鳥は真夏の世界から、動物の言葉を解し、逆に人間の友人が作れなかった春日部耀は初秋の世界から、彼らは箱庭の貴族たる黒ウサギに召喚され、異世界、ギフトと呼ばれる能力がルールを形作る、神魔妖なんでもアリの箱庭に降り立った。

     しかし彼らは元の世界でもてあまされた問題児の集まり。その力は魅力的だが、案内役の黒ウサギを無視してやりたい放題。潰れかけのコミュニティを救ってもらおうと彼らを呼んだリーダーの少年、ジン・ラッセルの目論見は脆くも崩れ去ったに見えたが、彼らの目的が、箱庭を支配する魔王から名と旗を取り戻すことだと知り、面白そうだと協力することになる。
     最初の勝負の相手は、魔王の威を借る虎のガルド・ガスパーが率いるコミュニティ。そしてその勝負に介入してきた箱庭の騎士と呼ばれる吸血鬼レティシアは、かつての黒ウサギたちの仲間だった。


     財物や命、才能をチップにしたゲームで勝利することで、全てを手に入れられる世界・箱庭。全てを手に入れられるということは、全てを失うというリスクも内包する。しかしそんな世界こそが、ギフトに満ち溢れた十六夜たちの望む世界。神様よ、魔王さまよ、せいぜい俺たちを楽しませてくれ、という感じ。
     それに振り回される、ミニスカ・ガーターベルト・巨乳・ピンク耳の黒ウサギがさあ大変。常識はずれで思惑の斜め上を行く彼らの行動に振り回され、気苦労が耐えない。しかし彼らは、きっちりと結果を出してくるから、文句も言えない。

     強大な力に奪われたものを、全てをかけて取り戻す。弱小卑屈のコミュニティが、強力な才能を持った少年少女の加入で、自分たちの目的を達成するための道筋を見つけていく。
     若干、文章が弱い部分もあるのだが、抜群のイラストと絶妙でどんな風にでも生かせる設定が相まって、期待値は大きい。

  • これはいいタイトル&表紙詐欺
    タイトルこれゾンのぱくりじゃんとか思ってすみませんでした

  • さすが更科師匠オススメ!!
    おもしろかったんす!!

  • こんな無敵な主人公がいてもいいなぁ~と思った。
    強さも頭のキレもよい、主人公はいるけれども、それでいて問題児というのはそうそうない。

    突然、異世界に送られて弱小チームを助けていくというもの。
    最初に書いたように主人公補正は半端ないけど、異世界ものはそれでもありと思える。
    …なんだけど、ストーリーと設定にまったくついていけなかった。
    独特の世界観はいいけど想像しにくい設定なのでそれを理解する前に色々展開してしまって…。
    なんかスゴクもったいない気がした。

  • いわゆる異世界ファンタジー。
    神話などのネタを交えて作った世界観や主人公たちの能力が、真新しいものはないけどキャラも含めてなかなかに面白い。
    ただ、そういうものが霞むほど黒ウサギの弄られっぷりが素晴らしいw いいコミュニティを形作るにあたって、良質な弄られ役は必要不可欠ですよ。
    次巻も期待です。

  • 異世界召還されるチート主人公ものってだけでタイトル共々危険な匂いがするところ、凡百で無いものが有るような気がする。

  • 異世界召喚モノ+能力バトル主人公は3人いるけど1人が強すぎてもうあいつだけでいいんじゃないかな状態。能力万能、殴り合い最強、でも博識で策士気質って完璧超人すね。このままウサギとくっついてほしいものだ。

  • 主役三人がパーフェクトすぎてなんだかなーという印象だった。
    十六夜はかろうじてアレだったけど、あとの二人は普通にいい子やん。
    チート級に強い十六夜が強大な敵をより強大な力でねじ伏せていく話に爽快感を感じられる人は楽しめるのだと思う。

    ゲーム的な箱庭世界は面白そうだった。

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著者プロフィール

第14回スニーカー大賞にて「イグヴェイジョン」で《奨励賞》を受賞。「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」でデビュー。

「2020年 『ラストエンブリオ8 追想の問題児』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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