リビング・シフト 面白法人カヤックが考える未来

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 168
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046046253

作品紹介・あらすじ

どこでも働ける時代が到来し、クリエイターを草分けに地域に移住する人が増え、若者たちはあえて東京を離れて地域でビジネスに挑戦する人が増えています。長期的に続いた「東京一極集中」から、徐々に「東京も選択肢のうちの一つ」の時代へ。それは、これまでの価値観をガラッと変えるパラダイム・シフトであり、まだまだ眠っている地域の可能性を呼び起こし、日本全国が輝き出すであろう「リビング・シフト」時代の到来とも言えます。そんな中、長年、本社を鎌倉に置いてきた面白法人カヤックは、その先駆け的な存在であり、働き方やビジネスモデルにおいても独自の思想が宿っています。なぜ、東京を離れるとクリエイティブが生まれるのか? 合理的に考えても答えが出てこない今という時代ならではの働き方・生き方論を展開します。『ニュータイプの時代』著者&葉山在住の山口周氏との対談も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 疲弊した社会から憧れの地へ移住するって、それなりに勇気がいることだと思います。働き方の変化により、中央に縛られることも少なくなり、まさに日本が抑圧から開放へシフトしている瞬間の事柄と理由を書いているようにも思えました。
    私は緑あふれるエリアからDoor to Doorで40分程度の場所に勤めておりますが、テレワークを知ってしまうと、それすら面倒に思えるから不思議です。
    コミュニティの重要性についても触れられていますが、私が特に感じたのは、コワーキングスペースでのコミュニケーションの希薄さです。みんな仕事で集まっていますから、個々に話す機会がそれほど多くありません。特に私はお酒をあまり飲まないんでより希薄です。この本を読んで、もっとコミュニティに参加しやすいボーダーレスな環境づくりを築いてみたいなぁ、なんて思ったりさせられました。
    ウイルス騒ぎで外出もままならないいまだからこそ読んでほしい1冊です!

  • 面白かった〜!!
    ワーケーション、Maasとかトレンドキーワードを把握できるし、居住を含めた地域の仕組み作りなども紹介している。
    これからの時代、自分の色を濃くしていくことが必要で、そのためには色んな地方の色を取り込んでいくのが良さそう。

  • リビング・シフト

    テクノロジーの進化で働く場所を中心にした生活から、自分の好きなところで生活しながら仕事がができる時代の話

    ワーケーションやリモートワークが進み
    企業も制度やサービスそのものを見直す必要が出てくる

    地方創生・地産地消・関係人口

  • 地方に何でも移動させてみたらという話。
    集中や多様性が東京の魅力であるが、それをあえて分散させてみたらどうかという考え。
    そのことによる不便が事前に把握できて、その対策ができればもっと進むのではないかと思った。

  • コロナ禍を生きる中で、ネット技術を通した利便性を痛感すると同時に様々な面において地方で暮らすことと都内暮らすことの差異が縮まっている実感がありました。
    その上で、本書を目にして地方創生の潮流や今後の地方の可能性を探る上で学べるものがあるように感じられたので読んでみましたが、著者が代表を務める法人やITを駆使して地方を盛り上げる仕組みを考えている企業の取り組みを知り、東京一極集中体制ではなく各々の地域の個性を磨いていく視点が養われたように思います。また働くことに強制される住み方でなく住み方を尊重した働き方が可能となっていることが印象に残りました。

  • 新型コロナウィルスで新しい生活様式が叫ばれるなか
    移住やコミニュティ、新しい働き方を考えるきっかけになる本

  • 移住や場所にとらわれない生き方の参考にしたくて手にとった本。半分くらいは著者の会社の手前味噌的は話で退屈だったが、自治体の支援や移住に役立つITサービスの記述もあったので★3つ。東京一局集中でなく、地方へのリビングシフトの流れが広まればいいなとは思うけど、難しいだろうな。コロナショックで少しは変わることも期待。

  • コロナの影響でリモートワークに移行して、なんかコツはないかなと探しているときに見つけました。

    リモートワークを成功させるには期待値の設定が必要とのことで、

    1 通常の稼働量モード のほかに、
    2 合宿型業務集中モード
    3 業務抑え型(ワーケーション)

    をうまく設定することが重要とのことです。

    労務管理のあり方が時間では測れない時代に、ようやく突入するのかもしれません。

    その他、まち全体オフィスやプロジェクト付集合住宅などに、これからのwithコロナにおける地域で働き、地域で暮らすまちづくりモデルのヒントを感じました。

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著者プロフィール

面白法人カヤック代表取締役CEO。
1974年香港生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。98年合資会社カヤックを設立、代表取締役に就任。「鎌倉に本社を置く」「サイコロを振って給料を決める」などのユニークな社内制度や、毎年100以上の新サービスを世に送り出す。14年東証マザーズ上場。ゲームアプリ、キャンペーンアプリ、ウェブサイト、うんこミュージアムなど、ユニークなコンテンツを制作、企画している。

「2020年 『アイデアは考えるな。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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