- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046212818
感想・レビュー・書評
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通訳業界の大御所。一応、読んでおいたほうがいいかなと思ったので。良くも悪くもお爺ちゃんの語りだった。オバマ就任の演説の生放送を聞きながら原稿にまとめてTV局に送ったらしいのだけれども、彼は10分もしないうちに自分の翻訳がネットで公開されたことを驚いていたが、私的には69歳の方がパソコンを操って翻訳・送信したことのほうが驚いたよ。まあ情報機器を操れない年配の通訳者・翻訳者は、通訳・翻訳のスキルを保持していても、淘汰されていったのだろうなと思う。
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請求番号:801.7/Mat
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同時通訳者西山千を、弟子の松本道弘が紹介。
西山千のすごさは伝わってくるけど、書いてあることは繰り返しも多いし、本としてはそんなに面白くない。
印象に残ったことは、通訳者は黒子でなければならないということ。通訳を介してしゃべっていても、あたかも通訳を介してないがごとく感じさせるのがよい通訳だと。納得。 -
同時通訳の黎明期に活躍した通訳者の人々の回顧録。
特に著者の師匠である西山千について詳しい。
通訳の世界にも情勢争いや足の引っ張り合いなどが多いことが分かった。
具体的な通訳の訓練法などはあまり詳しくなく、
主に人間関係や通訳哲学などについて述べられたもの。 -
シンプルなタイトルに引かれて読み始めたが、西山千という人のすごさがよく伝わってくる。
すでになくなってしまった方だから、一度テープかなにかでその同時通訳を聞いてみたいと思う。
また、松本道弘さんのアクのある文章も面白かった。関西人っぽい感じする。