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- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046533029
感想・レビュー・書評
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元寇の勝利は神風ではなく鎌倉武士の奮闘によるもの、という論が特に印象に残った。
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いくつかの行動から登場人物の性格を抽出し、そこから以降の判断・行動をした理由を説明するのはわかりやすい。
授業だけだと、後醍醐天皇や足利尊氏がなぜそういう結果になったかという疑問すら持てなかった。けれど、本書を読んで、疑問も持ちつつ、その理由をしることができた。反復して考えることができたのがよかったと思う。
軍事面での足利尊氏と楠木正成の天才ぶりもよく伝わってきた。結果をしっているだけでは、個々の能力についてはなかなか把握できない。政治情勢、軍の人数、士気、いろいろ絡んでいる。
筆者の推測であるところはそう記してある。また、専門学者に対する恨みつらみが随所にあり、なにか嫌なことでもあったのかと感じる。もう少し心にしまっておけばいいのに、と感じる。 -
理想主義者にしてエゴイストで立川流とかいうエロ宗教を信奉している複雑怪奇な後醍醐天皇が戦国時代の端緒となったという説は面白い。理屈に合わない行動も穢れ思想で確かに説明がつく。
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