女性芸能の源流 傀儡子・曲舞・白拍子 (角川選書 326)
- KADOKAWA/角川学芸出版 (2001年11月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047033269
作品紹介・あらすじ
天の岩戸での天鈿女命の踊りに代表されるように、我が国の伝統芸能の根源は神楽より始まる。以後、芸能は中世まで宗教性を不可分にもっていた。仏教が支配階級の男性を中心とする一方で、庶民の願を叶える存在として、女性芸能者のはたした役割は大きかった。社会の底辺に生きつつも、人々に救いと娯楽を与え続けた女性芸能者たちを通じて、新たなる中世像を提示する。
感想・レビュー・書評
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主に鎌倉〜室町の女性芸能に関する記述をまとめて考察した本。
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白拍子、曲舞などを体系的に解説。
一つ一つを時代ごとに取り上げており、読み易い。 -
中世の女性芸能者たちについて書かれた本。彼女たちは芸人であると同時に、宗教性もおびた存在だった。出雲の阿国については最後の方に記述がある。彼女を生む土壌となった時代の雰囲気をつかむのにこの本は良い。
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