名字の歴史学 (角川選書 362)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047033627

作品紹介・あらすじ

世界に例を見ないほど数が多く、多種多様な日本の名字。歴史と文化に育まれてきた名字はどのように生み出され、現代に至ったのか。その変容を古代の氏姓制度、名字と地名の関係、明治の名字公称化などさまざまな角度から検証。名字の成り立ちやそこに込められた意味、特徴を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 日本人の苗字は、どのような変遷を辿って今に至るのか?そもそも姓名・氏名・実名の違いとは、を紹介した書

  • 庶民が姓(ファミリー名)を名乗るようになったのは明治以降、と思い込んでいたがどうやら奈良時代から連綿と名乗ってはいたらしい。武家社会になって苗字が一所懸命の地を示し、では領主でもない者がそれを公称するのが憚られただけのことらしい。
    他にも様々な話題をわかりやすく扱っていて大変お勧めである。

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著者プロフィール

1936年、東京都に生まれる。1971年、早稲田大学大学院文学研究科史学専攻国史専修博士課程修了。元日本医科大学教授。2008年没
【主要編著書】『鎌倉北条氏の基礎的研究』(吉川弘文館、1980年)、『時頼と時宗』(日本放送出版協会、2000年)、『日本家系・系図大事典』(東京堂出版、2008年)、『吾妻鏡の謎』(吉川弘文館、2009年)

「2020年 『天皇家と源氏 臣籍降下の皇族たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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